2005年04月23日

乱気流 小説・巨大経済新聞 ほんとなの?ストーリー

経済小説家高杉良の作品。副題は『小説・巨大経済新聞』。

実際におこった某経済新聞がからむ事件を題材に、いかにも、さもありなんというストーリーに仕立てている。

リクルート事件、イトマン事件、総会屋との不公正な付き合い、子会社をつかっての乱脈経営、愛人にクラブ経営をさせて会社の費用で部下に入り浸らせる経営トップ、『下半身運命共同体』と揶揄される上層部。

新聞社が権力者と追従者ばかりだとは思わないが、非公開会社でもあり、某新聞社が腐敗したらこうなるというストーリー。

様々な人物像が描かれている。たとえば一匹狼で実業界からモテモテの記者、バブルをあおった道義的責任を感じて新聞社をやめてベーカリー経営を始めた熱血居士、腐敗した経営陣を糾弾するエリート部長等々。

新聞社で自浄機能が働かないと、マスコミの倫理もなにもない。もちろんフィクションだが、某経済新聞だけでなく、日本のマスコミ全部にありそうな話である。


乱気流―小説・巨大経済新聞 (上)
乱気流―小説・巨大経済新聞 (下)

Posted by yaori at 17:57│Comments(0) 小説