2005年07月29日

ハリアーハイブリッド 高速では燃費11KM以上

【おことわり】
義父が急逝し、伊勢に葬儀で行っていたのでブログ更新遅れていますが、今新しい本を読んでいますので、近々アップします。


葬儀の関係で、伊勢にハリアーハイブリッドで往復した。

名古屋万博の関係で伊勢湾横断の高速道路が新しく整備されたようで、カーナビに点線で載っている道路が何カ所か開通しており、伊勢から筆者の東京の自宅まで約500KMずっと高速道路で走行できた(ちなみに高速料金は9,500円かかった)。

高速道路でかつクルーズコントロールを使ったので、燃費インジケーターに表示される燃費はどんどん向上し、この往復に出る前までは8.4KMだったのが、高速中心に約1,100KM走った後は9.7KMに改善した。

トータルの走行距離は買って2ヶ月で2,200KMなので、今回の高速中心の燃費は11KMということになる。

このうち100KM程度は市街地や山間地走行もあったので、高速だけだと12KM程度ではないか。

クルーズコントロールだと燃費が低下するのではないかと思っていたが、実際に使ってみると下り坂では自動的にモーター走行となり、上り坂でトルクが必要な時にもモーターが作動するので、燃費と走行力を最適化するプログラムが組まれている様だ。

マニュアルでアクセスから足を頻繁に離して、意図的にモーター走行を多用しようとする必要はなかった。

カタログ値の17.8KMは無理にしてもせめて平均10KM以上は行って欲しいので、ひきつづき省エネ走行につとめるつもり。



ハリアーハイブリッド

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2005年07月23日

会社人間が会社をつぶす 目からうろこのワーク・ライフ・バランスのすすめ


会社人間が会社をつぶす―ワーク・ライフ・バランスの提案

筆者はスティーブン・コビーの新作"The 8th Habit"と年初から格闘している。
あらすじが書けないのだ。



The 8th Habit: From Effectiveness to Greatness

スティーブン・コビーの"7 Habit of Highly Effective People"は英語のオーディオブックでそれこそ何十回と聞いて、頭にスッと入ってわかりやすかったのだが、8th Habitはどうやっても頭にスッと入ってこない。

最初は13CD+1DVDの完全版、次はエッセンスを理解しようと思って2CDのダイジェスト版、それでもなおよく理解できないので、とうとう日本語訳を買ってしまった。

そんなときパク・ジョアン・スクチャさんの講演を聞き、この本を読んでみた。

"This time I got it!" やっとわかった。なぜコビー博士が、"find your own voice"とか"inspire others to find their voice"と言っているのか。

なぜ修身の様なことのために"The 8th Habit"として13枚のCDと1枚のDVDによる14時間もの長編の大作を自分で録音してつくったのか。

現代のアメリカ人は仕事に追い立てられ、仕事では満足感を得られない人が多くいる。単にオフィスで仕事で時間をつぶすだけという人もいる。それでは会社も社員も両方とも不幸だ。

単に"effective"(『できる人』)ではダメなんだ。働きながら自分の人生の優先事項を整理し、生き甲斐を見つけ、人生の充実感を得る。

人生の充実感が仕事で得られれば、効率も上がり、良い仕事ができ、会社への愛着、忠誠心も最高に上がる。

社員がそれを実現できる環境・しくみを提供できるのが21世紀の『良い会社』なのだ。

パクさんの提唱するワーク・ライフ・バランスとは、そんな良い会社が目指すワンランク上の社員と会社の関係なのだ。


そうはいっても、最初にパクさんの講演を聞いた時は、ゆとりを持って仕事をしていたら他の日本企業はもとより韓国、中国企業等との競争に負けてしまうのではないかと感じた。

このブログでも紹介したサイバーエージェントの藤田さんは週110時間働いたと言っており、宇野さんや三木谷さんでも会社に泊まり込むのは当たり前という超長時間労働が日常化しているベンチャー企業なのだ。

そこへいくとパクさんのすすめるワーク・ライフ・バランスという考え方は、あまりにも理想論のように思えて、講演を聞いた後は実際的ではないと思った。

筆者も「余裕がないと良いアイデアもわかない」というのが信条で、周りの人にも言っているし、自分でも平日は通勤時間を利用してできるだけ自由な考える時間をつくっている。その意味ではパクさんの考え方に基本的には大賛成なのだ。

それにしても米国の少ない労働時間、様々な休暇、家事優先、テレコミュート(在宅勤務)、フレックスワーク等のシステムを日本にそのまま持ってくるのは無理だと考えていた。

だが、この本を読んでまさに目からうろこ、パラダイムシフトを実感した。

ワーク・ライフ・バランスが企業にもたらす最大のメリットは優秀な人材の確保なのだ。良い会社として社員自身にも家族にも思われれば、社員の忠誠心、愛着が上がり、仕事に集中できることは間違いない。

金余りで、世界中が好況に沸いている現在、優秀なヒューマンリソースの確保こそ、さらに上を目指す企業のもっとも優先すべき課題なのだ。

メリットをまとめると次の通りだ:

1.優秀な人材の確保
2.生産性の向上
3.社員の企業へのコミットメントの向上
4.社員の満足度とモラルの向上
5.医療費の削減
6.企業業績の向上

よく働き、よく遊べみたいな話だが、メリルリンチ、IBM、HP, Johns Hopkins Universityがワーク・ライフ・バランスで様々な休暇、テレコミュート、フレックスワーク等を導入し、成果を上げている。

仕事中に私用で用を足さなければならないことが時々ある。そんなときに会社になんでも代わりにやってくれるコンセルジュがあったらなんと便利なことだろう。上記の企業はすでにそういったサービスまでも始めている。

昔『モーレツからビューティフルへ』というコマーシャルがあったが、単に長時間働くことが良いのではない。きっちり時間内で仕事をこなし、充実した生活を送り、より良い仕事をするというサイクルを生み出すワーク・ライフ・バランスは21世紀の良い会社の標準装備になるだろう。

最後に20年後の自分にタイムマシンに乗って会いに行くというイメージトレーニングが紹介されている。面白いので一度考えてみよう。

パクさんの講演だけでなく、本も読んで良かった。まさに"This time I got it!" 目からうろこでした。

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2005年07月22日

『堀江本。』 やっぱりブログではいろんなことつい言っちゃうよね


堀江本。2004.1.1ー2005.2.28 ライブドア激動の400日!!

なにか毒食らわば皿までのようになってきたが、またホリエモンの本、『堀江本』の紹介である。

ホリエモンのLivedoor社長日記はトップのアクセスを誇る人気ブログだが、その社長日記の2004年の始めから2005年のニッポン放送買収劇の2005年2月末までのブログ記事をピックアップしたもの。

2004年のはじめはそれほど有名人ではなかったので、『100億稼ぐ仕事術』やライブドアへのコメントにいちいちコメントを返している。ブログ特有のインタラクティブ性であり、ホリエモンの考えがよくわかって面白い。

でもライブドアはやることがどぎつい。

社員の平均勤続年数は1年という指摘には、拡大時期で毎年100人以上増えているので、平均はどうしても小さくなると。

「ウチをやめる人は、私のことが嫌いか、給料が大幅に下がる(4半期ごとの査定があり、退職金はない)人が多いです。」「私のようにはっきりモノを言う人間は好き嫌いが激しいからなあ。」


ちょうど今日(7月22日)離婚発表したサイバーエージェントの藤田晋氏の1年半前の結婚式のことも書いてある。

渋谷ではたらく社長の告白でも書いてあったが、余興でホリエモン他の若手IT経営者がハンドベルを演奏したそうだ。

マスコミの騒ぎっぷりに驚いたが、ホリエモンも非常に感動したと。「僕だけじゃなく、招待客みんな感動したんじゃないか」と。

うたかたの恋ならずうたかたの結婚生活だったね。藤田さんはやっぱり実行力の人だね。気を落とすな藤田さん!(筆者のエール)

ホリエモンはいつだって「やるべきことを、やるべきときにする」だけのことだと序文で言っている。なんか筆者のお株を奪われているが、実際にすぐに実行するところがホリエモンのすごいところ。

社長ブログなので、ライブドアの各種製品、サービス、グルメ、ライブドアデパートで売っている商品等を紹介しており、最強のライブドア広告マンである。

旅行先でのトピックス等、軽く読める内容である。

ホリエモンのブログは広告が多く、毎日読むのは大変だが、ブログでもこうしてみると内容の濃いことがよくわかる。

けどやっぱり本の方が読みやすい。

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2005年07月21日

図書館に行こう! その1

筆者は読んだ本しか買わないことは常々書いている。新刊書でもなんでも図書館でインターネット予約して読んでから、本当に買う価値がある本だけ買うのだ。

日本でも米国でも変わらないが、実は図書館のカードを持っている人は少ない。

米国でビジネスの成功の秘訣を説いている講演の天才ジム・ローンによると米国では93%の人が図書館カードを持っていないと。


The Art of Exceptional Living

日本は図書館に行く人はもっと多いと思うが、それでも筆者の推測では20%というところか?

かく言う筆者自身も学生時代はともかく、社会人となってからは実はほとんど図書館に行ったことがなかった。

ライフスタイルが変わったのは結婚してからである。

家内も本好きで、月に数回図書館に行くというライフスタイルが定着し、子供が産まれてからは子供も一緒に、また米国に住んでいるときにも図書館に2週間に1回行くというパターンが定着した。

本好きというものあるが、実は筆者は生来『積ん読』する傾向があり、本を買っただけで満足してしまい、買っても読まない本が多かったのだ。

このブログで紹介している本はほとんど図書館で借りた本である。中には読んだ後買った本もあり、それはそれぞれのあらすじに書いてあるが、今年はいままで100冊程度紹介して、買った本は5冊程度ではないか。

図書館の魅力をこれから時々紹介していきたい。

思い立ったら吉日。もし図書館に行ったことがない、あるいは最近図書館に行っていない人は是非休日にでも足を運ぶことをおすすめする。

所詮あなたの払った税金で買った本なのだから。  
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2005年07月20日

儲け方入門 ホリエモン初心者(?)にはおすすめできない『踏み絵』


儲け方入門〜100億稼ぐ思考法

ホリエモンが書いたライブドア社員(あるいは取り巻き)の『踏み絵』とも思えるのが本書だ。

2部構成となっており、最初はホリエモンがコラム集風に儲け方と自分の考えにつき、1タイトルごとに2ページ(800字)以内にまとめたもの。ある人から「堀江さんの本はコラム集みたいですね。」と言われて、それは良いアイデアだとして、思いついたと言う。

ホリエモンの考えがいろいろなテーマについてポンポン出てきて、読んでいてテンポがよい。

これまでインタビューで聞かれたことは、ほぼこの本で答えているので、今後取材をする人は、この本をよく読んで、ここに書かれていないことを質問して欲しいと。

いくつか独断と偏見で選んだタイトルを紹介しよう。タイトルだけ見ても大体内容が推測できると思うが、内容が予想しにくいものについては(カッコ)にガイドする。

儲け方入門:
1.大学なんて行く必要ない
3.下積みの苦労など必要ない
5.いま、日本にはゴールドラッシュが巻き起こっている
7.利益率が高くて元手がかからないことをやる
9.誰もがダメと思って手を出さないことに手を出す(ホリエモンの新資本主義では大金持ちと同じ仕事をするが答えだったけどね)
11.発想力よりも情報力(アイデアでは金にならない)
12.情報はストックせずその場で処理する
15.採用基準を決めても意味がない(金儲けのうまそうな人を採用する)
16.足の速いヤツだけついてくればいい
17.面倒くさいことはやらない
18.しがらみをつくらない
19.嫌いな人をはずした方がいい人脈ができる
20.寝た方がよい
22.お金は使えば戻ってくる
23.シニア世代からは知恵でなくお金をもらう(シニアは若者に投資する)
26.キャッシュフローさえ見ていれば会社はつぶれない
27.ファイナンスの知識がないと損をする(『桃太郎電鉄』ゲームのすすめ)
28.額に汗するよりわらしべ長者を目指せ(M&Aのすすめ)

僕の考え:
1.才能のある人に集中して投資する
2.日本に急激な成長をもたらした幻想は崩壊した
3.エリート教育に弊害はない
4.Q 夢はなんですか?
  A はあ?(答えられないでしょ。規格化されたくない)
5.サラリーマンにはしあわせなイメージが一つもない
7.あと10年でお札もコインもなくなる
8.お笑いは究極のビジネスモデル(元手が掛からず利益率が高い)
11.お金があればしあわせになれるわけではない
12.金持ちに重税を課すな
13.少子高齢化はこれで解決する(移民をどんどん受け入れればいい)
15.もっとエンゲル係数を上げた方がいい

これだけ読むと、いけ好かないヤツだなと思う人とはっきりしていて良いと思う人の二手に分かれるだろう。

後半の浅草キッド(漫才)との対談でも、ホリエモンは浅草キッドに初対面の時に「ああ、この人は誤解されるだろうなって思いましたよ」と言われている。

このブログでもホリエモンの本を10冊程度紹介してきたが、他の本では十分に考え方を説明していたのに、この本のような『結論だけ述べよ』式では、わかる人だけ俺についてこい式になってしまう。

ホリエモンはそれでいいと思ってやっているのだろうが、このような本を出版することでかえって敵を増やしている様な気がする。結局最初に読んだ百億稼ぐ仕事術が肩肘張らず、一番ではないかと思える。

最近力みすぎじゃないの。

浅草キッドとの対談ではなにか訳の分からない言い訳とかもある。

『プロ野球買います』で、尊敬するソフトバンクの孫社長には坂本龍馬のようになって欲しいという一節がある。

坂本龍馬は明治維新への道筋だけつくって、志半ばで倒れた。孫さんにはあの役目をお願いして、自分はその後の新政府で総理大臣になった伊藤博文になる」と書いていると浅草キッドが指摘する。

これに対してホリエモンは「そうじゃないんですよ。僕はあんなこと書いてないのに、あとから出版社が、刺激的になるよう、おもしろおかしく勝手に手を入れたんです」と。

ホントかよ?出版社が社長の書くことを勝手に修正するわけ?

三木谷さんについてはこう言っている。

「だから僕は三木谷さんに仙台のNHKの前で言ったんですよ。これでどっちが勝っても将来に禍根を残すからやめたほうがいですよって。」やっぱりシコってるんだ。

この本を読んでホリエモンをなおさら嫌いになる人の方が多いような気がするが、書いてあることはまともであり、1時間程度で読めるので、まずは立ち読みをおすすめする。

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2005年07月19日

問題な日本語 国語学者の本にしては気軽に読めるベストセラー


問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?
筆者のオフィスの隣に辞書で有名な大修館書店がある。書店といっても出版社なので、単にオフィスがあるだけなのだが、車に積み込みやすいように段ボールに入れた本が山積みになっているのが普通のオフィスとは違うところだ。

筆者のオフィスはこの週末は海の日で3連休だったが、大修館書店では金曜日も休みで、4連休にしていた。学生向けなどの辞書が強みの出版社なので、勤務時間も余裕がある様だ。

筆者もフランス語の辞書とか大修館書店の辞書を何冊か持っているが、同社は国語辞書では『明鏡国語辞典』を出している。その辞書の大修館書店が出した30万部を越えるベストセラーが本書だ。


そのバイト語はやめなさい―プロが教える社会人の正しい話し方

最近正しい日本語がちょっとしたブームで、上記の様な本もでているが、この本は明鏡国語辞典の執筆者が最近の日本語の使い方について、学問的な面から、時には用法の正誤までも説明しているちょっと変わった現在日本語論だ。

日本語学者が解説しているからといって、単にカタイだけの内容ではなく、たとえば『全然いい』というように、若者が『全然』を肯定的表現につかっているからといって、それがすぐに間違いだと決めつけるのは問題だという。

どのように使っているのか、その使用状況をきちんと観察してから、その正誤・適否を判断したいと。筆者も職場のスタッフに『全然』の次は否定だと行ったことがあるが、この本を読んで反省している。

たとえば『大丈夫?』と聞かれ、『全然平気』と答えるようなケースもある。

それにしても言葉はどんどん変化するので、間違いでもそれがどんどん広まると、『慣用』、『俗用』ということで、間違いではなくなる。

筆者も間違って覚えていたものがいくつかある。病膏肓(やまいこうこう)に入る。膏肓(こうもう)だと思っていたが、これは慣用あるいは俗用だと。

仮名遣いも『本則』と慣用的に用いられる『許容』というのがある。『さかずき』は本則で、『さかづき』が許容である。

『コーヒーのほうをお持ちしました』というように、コーヒーしか注文してない場合に使うのは不適切ではあるが、『…のほうを』という言い方は、礼儀としての慎み深さを重んじたきわめて日本語的な言い方といえると。しかし必要以上のぼかし表現は逃げの姿勢が出るので要注意なりと。

クイズ感覚のものもある。たとえば斉藤の『』と『』は別字であると。『斎』は書斎、斎場の『サイ』、『斉』は国歌斉唱の『セイ』であると。それぞれの旧字も『齊』と『齋』と異なる。

雰囲気(ふんいき)を『ふいんき』と読む人が増えているそうだが、間違った読みでも、そのうち定着しそうな勢いであると。

わたし的にはOKです』というような言い方も広がっているが、手軽さが受けている様だが、聞き手には正しく伝わらないおそれがあるので、安易な使い方はさけるべきであると。

なにげに』は『なにげなしに』または『なんか寂しいね』の『なんか』の二つの意味がありえ、現在は誤用とされる表現ですがこれも慣用として広がる可能性がある。

『きもい、きしょい、うざい』については、短縮化された若者語には、禁忌(きんき)を犯す楽しみを味わうという心理と、冗談めかして楽に言えるという心理があるように思えると、解説している。

米国でよく使われる文法的に間違った用法に"sure!"がある。文法的に正しいのは"surely!"だろうが、もはや米国では"sure"が定着している。

日本語でも誤用が慣用となり、いずれ正しくなる言い方も出てくるはずであり、『うざい』は『うざったい』から変化した言葉だが、語感もぴったりで定着する可能性は一番あると思う。

国語学者の本にしては気軽に読める。ベストセラーとなるだけのことはある。

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2005年07月17日

鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」 ストーリーが参考になる


鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く!」-セブンーイレブン流「脱常識の仕事術」

鈴木さん本人が書いた商売の原点商売の創造の2部作は以前紹介したが、この本はセブンイレブンウォッチャーのジャーナリストが鈴木さんとのインタビューをまとめたものである。

鈴木さんが書いた本にはなかった鈴木さんの経歴も参考になる。

鈴木さんはもともとジャーナリスト志望だったが、入社予定の出版社が採用取りやめとなり、その紹介で書籍取り次ぎ最大手のトーハンに入社した。

トーハンでは出版科学研究所に配属となり3年間調査・研究にあけくれ、統計学と心理学の重要さを知る。

その後トーハン本社の広報部に転勤となり、従来無料で出していた新刊ニュースを読み物も加えた有料誌として、発行部数を5千部から13万部に増やして成果を上げた。仮説と検証で成功したわけだ。

30歳でヨーカ堂に入社し、人事や業務開発担当役員となった39歳の時に、コンビニ事業を知り、新聞広告等で集めた新規採用者中心に15名の素人集団でセブンイレブン・ジャパンをスタートした。

セブンイレブンはハーバードビジネススクールのケーススタディでも取り上げられ、2004年4月に鈴木さんはハーバードで特別講義を行った。

消費は経済学でなく、心理学で考えなければならない」、「買い手市場の時代の最大の競争相手は変化する顧客のニーズに他ならない」。鈴木さんの言うことはハーバードでもどこでも常に変わらない。

セブンイレブンのの単品管理(商品ごとに売れ筋と死に筋を的確に把握し、発注精度を高める)は『タンピンカンリ』としてトヨタの『カンバン』方式同様に英語になった日本語である。

さて本書のタイトルとなっている本当のようなウソの例だが:

多様化の時代というウソ。むしろ逆で日本ほど画一化の国はない。この商品が良いとなると、みんなその商品に集中する。そうした商品が出ては消えるため、一定の時間帯で見ると多様化に見える。

しかし実際には特定の商品にみんなこぞって飛びつくことの繰り返しで、富士山型の商品投入では機会ロスと廃棄ロスをまねくので、一気に投入し、一気に引き上げる茶筒型(円筒型)の投入が必要である。これがタンピンカンリで、最終的な目的は顧客ロイヤリティの向上である。

お客のためにというウソ。『お客のために』という言葉を禁止。お客の立場に立って考えるべきで、お客は素人、自分たちは商売の専門家という考え方を捨てる。ためにと立場になるとは同じように見えて大きく違う。

『安くしなければ売れない』というウソ。売り手の勝手なきめつけ。マクドナルドの価格戦略の迷走を思い出す。

店に対する顧客の期待度はどんどん高まっていく。イチローの様に常に観客の期待を上回ることを目指す。セブンイレブンではチャーハンにも1年半をかける。(そういわれるとセブンイレブンのチャーハンを食べたくなった)

ケータイや旅行などサービスへの支出が増えたので、財への支出が減ったというウソ。多くの消費者は新たに欲しいものが見つからないだけである。

不景気で消費者は家計の収入が減ったため、支出を切りつめているというウソ。世帯の月平均可処分所得を調べてみると、バブル崩壊後も伸び続け、一番高かったのは1996−97年だった。実は新しい質の良い商品が提供できなかたので、消費者の購買意欲を掘り起こせずにいたのである

顧客は『今ないもの』については聞かれても答えられない。明日の顧客は何を求めるのか。顧客に聞くのではなく、自分で仮説を立て、それを検証する。これが鈴木経営学におけるもっとも基本的な仕事だ。

仮説づくりは「どうしてなのか?」と疑問を発することから始まる。アルバイトも正社員もない。仮説を立てない人は仕事をする気がないのと同じである。

鈴木語録から参考になる一言をあげると:

つじつま合わせをしようとするのが人間の心理。部下とは上司に対し常に自己正当化を図る存在である

ものわかりの良い上司を演じても業績には結びつかない。なぜ結果が出なかったのか、徹底的に追及する上司でないと会社は傾く。筆者も反省するところ大である。

情報は一本釣りでなく、はえなわ式で収集する。関心のフック(釣り針)を多く持てば情報は自ずとかかってくる。

仕事をするときに重要なのは自分で自分自身を常に客観的にみることである

このような意識の持ち方はメタ認知と呼ばれ、これを実践しているのがイチローであると著者は指摘する。

イチローはあるべき姿のセルフイメージをしっかり持っており、実際の動きとのズレに常に改善が重ねられる。

7月17日にNHKで野茂の特集をやっていたが、まさに野茂も同じだ。タンパベイのチームメートからもマッスルメモリーと呼ばれていたが、常に求めるイメージを抱き、現実の自分と常にチェックして向上を目指すのだ。

実名入りで紹介されている逸話や実例も参考になる。

セブンイレブンの強さを支える対話力の例として、OFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)とオーナーが協力してコンビニでの試食を始めた例、廃棄ロスを減らすために縮小均衡に陥ってしまった惣菜販売をむしろ大量に展示して成功した例が実名入りであげられている。

札幌の『すみれ』に始まるセブンイレブンの有名店ラーメンシリーズの話も面白い。メーカーは日清食品だった。やっぱりね。

鈴木さん自身の本の様な説得力はないが、印象に残るストーリーがいくつもある参考になる本である。

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2005年07月16日

吾妻ひでお 失踪日記 会社と逆方向の電車に乗りたい時ってありますよね? 


失踪日記
マンガ家吾妻ひでおが、みずからの失踪、ホームレス生活、配管工としての別人生、幻覚、アルコール中毒による強制入院まで実体験をマンガにした。

吾妻ひでおのファンのことをアズマニアというそうだが、実は筆者も高校時代は吾妻ひでおのファンだった。少年チャンピオンだと思うが、『エイトビート』(スパイものだったかな?)とか『ふたりと5人』(学生ものだったと思う)とかの連載ものが好きだった。(アズマニアが著作リストを公開している。すごい!)


マンガはファンタジックなタッチで、とくに吾妻ひでおの書く女の子はロリっぽくて好きだった。『エイトビート』のめがねをかけた女の子のマンガをまねしてTシャツに書き、高校の体育祭の時に着ていたほどだ。

しかしもう30年以上も前のことで、マンガ週刊誌を読まなくなって25年以上はたつし(漫画アクションがどおくまんの『嗚呼、花の応援団』の連載をやめたのがきっかけ)、吾妻ひでおの消息も全く知らなかったので、今回の『失踪日記』はなつかしく読んだ。



嗚呼 花の応援団 3 (3)
吾妻ひでおのファンタジックなタッチは全く変わらない。次のマンガの表紙を見て頂きたいが、ファンタジックでグラマーなロリというのが吾妻ひでおのタッチだ。



やけくそ天使 (1)
今アマゾンで吾妻ひでおと検索してみると、筆者の好きだった『エイトビート』とか『ふたりと5人』はどうやら出版されておらず、ロリコンに傾いた『やけくそ天使』とか『アズマニア』とかしか販売されていないのが残念。


アズマニア (1)

マンガの帯でも元祖カルト漫画家とか言われているので、ロリがおたくに受けて人気が出たのだろう。

吾妻ひでおは2回失踪しているが、最初は西武線で山に向かったそうだ。誰しもあると思うが、通勤途上で反対方面のがらがらの電車につい乗りたいという気になる。それを実際にやったのが吾妻ひでおである。

山に向かった心境を「要するに人のいないところで、『象の墓場』みたいなところに行きたいと思ったから」と語っている。

山の傾斜を利用して眠りながら窒息しようとするが、失敗し、ホームレス生活に入る。コンビニの賞味期限切れ弁当とか、飲食店のゴミとかあさっていたということは、山といってもそんな人里離れたところではない。たぶん秩父あたりかと想像する。

町をうろついて職務質問され交番につれていかれ、捜索願が出ていたので、身元が分かる。ファンのロリコン刑事が来て、色紙にサインする。

2度目の失踪ではホームレスとなった後、配管工で働く。肉体労働ですっかりたくましくなったと。

その後マンガに復帰するが、アル中がひどくなり手がふるえ仕事にならず、妄想に悩まされ、ついに強制入院させられる。

最後はアル中矯正病棟で出会った人々を書いているが、安部穣二の『塀の中の懲りない面々』を思わせる。



塀の中の懲りない面々

希有(けう)なタッチとムードを持ったマンガ家であり、たんにロリコンマンガだけでは惜しい。昔からのファンとしてもこの実話路線で、是非新たな境地を開いてほしいものである。

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2005年07月15日

やったぜ! ナレッジ力士 普天王!

筆者が応援するナレッジ力士普天王関がまた大関に勝った!

今日(7月14日)は千代大海に勝った。魁皇にも勝って大関戦は2戦2勝だ!

NHKのニュース10でも普天王ブログが紹介された。

頑張ってもっと上をめざせ!ナレッジ力士普天王!
  
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2005年07月14日

”教祖”降臨 楽天・三木谷浩史の真実 名前負け?


“教祖”降臨―楽天・三木谷浩史の真実

サイバーの藤田さんやホリエモンの本を多く紹介しているので、やはり次は三木谷さんだろうということで、最近発売されたばかりの本を図書館にリクエストして買ってもらい、一番で読んだ。

読んでみてほとんどなにも頭に残らないのは残念。

しいていえば三木谷さんの少年時代や一橋のテニス部キャプテン時代のエピソードと、つたやの増田さんは昭和57年に貸しレコードLOFTを一店で開店させ、一代でTSUTAYA-CCCをつくったことがわかったくらいか。

日経ビジネスアソシエの連載を本にしたものだそうだが、雑誌の連載記事ならともかく、日経ビジネスが出す本なら単行本にする段階でさらに取材をして内容を補強して欲しい。

普通はまず表紙に惹かれ、本を手に取る。

目次をパラパラとめくり、序文(この本の場合はプロローグ)に目を通し、良さそうだと思って買うわけだが、タイトルも良いし、三木谷氏の写真を使った表紙も印象的でこの本は魅力的に見える。

序文は読ませる:

ソフトバンク孫さんと三木谷さんの比較。成り上がりを見事に体現してみせた孫。エスタブリッシュメントの服をまとった起業家と言われる三木谷。

『ベンチャーっぽくないかな?ちょっとやりすぎたかな?』奥田経団連会長、西川三井住友銀行頭取、みずほコーポレート銀行齋藤頭取他のきら星のような財界ビッグショットで新球団の経営諮問委員会をつくった時に言った言葉。

『頭がいいわけではないけど、やり始めたらしつこいからかな』、楽天が成功した理由を陳腐な言葉で語る三木谷。



だが三木谷さんの生い立ちとか、学生時代とかのエピソードは面白いが、そんなものを知るために三木谷さんのことを書いた本を読むのではない。

三木谷さんのビジネスに対する戦略、考え方、人の集め方・使い方、人脈のつくりかた等々、三木谷さん自身の言葉を聞きたいのだ。

肝心な楽天のビジネス展開の部分が弱い。ストーリーがない。これでは本当に知りたい三木谷像はわからない。

最後に付け足しで入れてあるライブドアのニッポン放送買収エピソードの中での孫さんとホリエモンの発言が一番の収穫とはなんとも皮肉である。

孫さん:『あのバランス感覚を真似ろといってもできないな。そこが彼の強みかな』

ホリエモン:『うち(ライブドア)とか、他のITベンチャーもそうだけど、みんなバブルなんですよ。そのバブルもあと持って1年ですよ。だから、バブルが続いているうちに実体のあるものを取りに行くんです。』

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2005年07月12日

勝つためのインターネットPR術 ホリエモンの社長ブログのすすめ


勝つためのインターネットPR術
インターネットPR術というタイトルがついているが、要はホリエモンとネットニュースリリースサービスのNews2uの神原社長による社長プログのすすめ。

ただし単なるホームページやブログのすすめではない。会社の価値を上げるブログPR術で、実践的である。

ネットPRが成功すれば次が可能になる:

1.ブランド戦略(会社のブランドイメージアップ)
2.広告宣伝戦略(最低限のコストで告知拡大)
3.マーケティング戦略(潜在的消費者の声を収集し、コミュニケーションがとれる)
4.広報戦略(マスコミにニュースにしてもらいたい情報をすばやく提供)
5.IR戦略(投資かにすばやく正確な情報を提供)
6,人事戦略(人材募集に効果あり)
7.教育戦略(会議や社内報よりも正確にすばやく社員に情報共有ができる)

第1部はホリエモンで、経営者に会社のPRマンになれと説く。まずはステークホルダー=株主にPRし、『インベスタマー』(投資家=消費者)を意識せよと。

インターネットの発達で、企業は自前のメディアが持てるようになり、インタラクティブに反応を取ることもできる。だからネットPRを使うのだ。

ホリエモンの社長ブログは1日30万アクセスがあるそうだが、こうなると本当にマイ・マスメディとなってくるし、それにかける広告宣伝費が最小限に保てることを考えると実に効率の良い宣伝である。ホリエモンはライブドアの最強の宣伝マンであること間違いない。

筆者にも参考になることだが、ホリエモンはブログを書くコツとして、1.毎日更新する、2.日記のつもりで書く、3.自分をつくらず、淡々と書く、4.コメント欄の悪口、批評は格好のマーケティング材料として謙虚に読むことをあげている。毎日更新しろ、ウソはつくな、見やすくつくれと

ホリエモンが面白いことを言っている。ネットは定食屋、テレビは高級フランス料理店であると。テレビは受け身の相手に対して、コストをかけて映像の水準を上げウエルメイドなコンテンツをつくっていく。それに対して吉野家のように早い、安い、うまいで、コストをかけずに毎日おいしく食べられる物をつくるのがネットであると。

ライブドアのホームページを見てくれと。テレビ局の人からネットのプロという割にはしょぼいデザインと内容だと言われたことがあるそうだが、まさに勘違いであると。ネットのコンテンツは毎日更新されてページ自体は軽くシンプルで使いやすい。これがネットでは1番である。

第2部はインターネットニュースリリース配信のNews2u社長の神原さん。ネットPRのコンサルだ。ネットPRの重要性を説き、社長ブログの効用を説く。ライブドアのホリエモンがいい例であると。

消費者の受け取るメルマガ数が急増している今は、メルマガからインタラクティブなブログの時代であると。

いままで投資家、従業員、求職者、消費者、取引先等に別々に情報提供していたが、ネットPRなら一本化できる。単にホームページを開いて、楽しく、都合の良い情報を載せているだけではダメで、悪い情報こそいち早くホームページに掲載すべきであると。

また頻繁なニュースリリースも会社価値を上げるために重要である。

社長ブログはトップのPR術として絶大な効果があるが、秘書など他人任せにしてはならず、自らの言葉で毎日書くことをすすめている。社長ブログは社長業の一環であると。

筆者のこのブログもYahoo!とGoogle検索でトップに入るワードがいくつもある。ためしに『ホリエモン』と『あらすじ』の二語でYahoo!あるいはGoogleで検索して欲しい。『三木谷浩史』や『藤田晋』あるいは『稲盛和夫』と『あらすじ』でもYahoo!とGoogleでトップだ。

社長が書くか、他の経営者が書くか別にしてブログを使ったPR術。費用対効果も高く、アクセスアップもできるので、是非導入して、そして毎日更新すべきである。

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ハリアーハイブリッド 使ってみてのメリット

ハリアーハイブリッド

筆者はハリアーハイブリッドのユーザーなので、今回はユーザーでなければ気がつかないメリットをご紹介しよう。

まずは最も驚きなのはハリアーハイブリッドは渋滞したときが一番燃費が良いこと。ハイブリッド車なので当たり前といえば当たり前だが、始動はモーターで行うので、渋滞のノロノロ程度であれば全くエンジンを使わない。つまり燃費は無限大なのだ。

ずっと渋滞しているとそのうちバッテリーのレベルが低下し、エンジンがかかって燃費は悪くなるが、すこしくらいの渋滞であればすべてモーターで動くのでガソリンは全く使わない。

次のメリットは運転の習慣が変わり、普通の道で50キロ以上スピードをださなくなること。筆者の経験では60キロ以上出すとモーター駆動からエンジン駆動になるような印象なので、50キロ程度で抑えていればずっとモーターだけでエコ運転ができる。

普通の道で50キロならチンタラという感じではないので、後ろの車から追い立てられることもない。

スピードを上げる必要がある時だけアクセルを踏んでエンジンを使い、またアクセルを離せばモーター走行に戻る。

筆者は常にリスク回避を心がけているので、突発事態があればすぐにブレーキを踏めるように頻繁にアクセルから足を離し、ブレーキに足を載せるという運転のクセがある。

同乗者の安全も考えて運転しているのだが、同乗者によってはスムーズではないということで、米国に駐在していた時は筆者の運転のクセに文句を言う人もいたが、ハリアーハイブリッドはまさに筆者の運転のクセにぴったりの車である。

燃費が良いいっぽう、V8エンジンの様なゴー、ブワーという圧倒的トルクのあるエンジンの吹き上げ感がハリアーハイブリッドにはある。

筆者は米国に駐在していた時には出張者が来ると、必ずリンカーンかキャディラックをレンタルして、日本ではその筋の人と間違えられかねないアメ車の高級車に出張者を乗せて喜ばれていたが、そのアメ車のV8と同じ感覚がハリアーハイブリッドのV6+4輪モーターにはある。

最後に期待を込めてリセールバリューだ。ハリアーはSUVの中で最もリセールバリューが高い車の一つである。米国では3年後のリセールバリューが60%を超える車がカムリ、アコードはじめ日本車では結構あるが、日本でリセールバリューが60%を超える車は珍しい。その60%を超えるのがハリアーだ。

燃費と動力性能を両立させたハリアーハイブリッドは、人気も高くリセールバリューもあまり下がらないことが期待できると思う。

結局車のコストは取得価格からリセールバリューを引いたものに、保険やガソリン代などの維持費を加え、それを利用年数で割ったものであり、たとえ高く買ってもリセールバリューがあまり下がらなければコスト的には安くなる。

筆者は以前トヨタのカムリに乗っていたことがあり、5年間乗って海外駐在に行くときに手放したが、200万円で買った車が二束三文(14万円)にしかならなかったという苦い経験がある。

いろいろな面で満足感が高い車である。一度試乗されることを是非おすすめする。
  
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図解 インターネット広告 ecotonoha(エコトノハ)って知ってますか?

きれいなデザインの表紙に惹かれた。日米のネット広告市場規模から、様々な広告媒体の説明、効果測定、メディアミックスなど、ネット広告の一般知識を覚えるには適当な好著。

ただしそれぞれの広告メディアについてはつっこみが足りないので、メールならメール、ブログ広告ならブログの個別の本を読む必要がある。

はじめて知ったのは米国にはEメール広告市場はほとんどなく、Eメールやメルマガは日本独特の広告メディアであること。筆者はアメリカのMyPointsの会員になっているので、MyPointsから1〜3通/日メールを受け取っているが、そういえばMyPoints以外のメールマガジン広告は知らない。


また日本では未承諾広告となる勝手にメールを送りつけてくるやからが米国では多く、毎日数通は入ってくる。このメールをクリックでもしたら最後、米国の名簿業者にその分野に興味を示した客のリストとして売られるのだろうと思うが、同種のメールが多くの知らない会社からひっきりなしに送られてくるハメとなる。

日本のようにメール配信承諾というのがきちんと規制されていないので、それが米国ではメルマガやEメール広告市場が発展する阻害となっているのだと思う。

リスティング広告も2003年に米国で急拡大し、前年の3倍近くの規模となり、いちやくネット広告市場の35%を占め、トップシェアーとなったが、その後の伸びは米国でも鈍化することが予想されている。

興味を持ったユーザーを捕捉できるので、契約に結びつくコンバージョン率が比較的高いことから、日本でも昨年リスティング広告が爆発的に伸びたが、所詮受け身の広告ゆえ限界はある。


ecotonoha参考になったのはNECのブランディング広告のエコトノハecotonohaである。これは世界4大国際広告賞を全て受賞したものだが、赤くポイントされる部分をクリックするとメッセージが書き込みでき、木の葉っぱ1枚となる、葉っぱの書き込みが100回となるとNECがオーストラリアのカンガルー島でユーカリを1本植樹するというなんともファンタジックなエコ活動である。





図解インターネット広告

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2005年07月10日

57歳のセカンドハローワーク わかりやすく現実的な定年後生活入門書


57歳のセカンドハローワーク
著者の布施克彦氏自身も1947年生まれの団塊の世代で、総合商社に28年間勤務した後に、NPO法人に勤務したり、大学講師となったりしている。本書は自らの経験をふまえたわかりやすい定年後の人生設計の入門書となっている。


13歳のハローワーク
ベストセラーとなった『13歳のハローワーク』を意識したタイトルだが、『13歳のハローワーク』は作家の村上龍となんの関係があるの?という感じの幻冬舎制作の職業辞典にすぎないのに対して、この本は経験者がケースファイルとして多く取り上げられており、転職コンサルタント等の専門家のコメントも参考になる実践的な入門書である。

57歳まではまだ間があるが、筆者もセカンドライフを考える年になってきたので読んでみた。

2007年問題といわれ、2007年に団塊の世代が大量に60歳定年を迎えることが、大きな社会変化を起こすと見込まれている。団塊世代は昔の60代=老人というイメージはあてはまらず、依然としてエネルギッシュで、もちろん現役のビジネスマンとしてもやっていける。

以前米国に駐在していたときに読んだGreat Boom Aheadという本を思い出す
The Great Boom Ahead: Your Comprehensive Guide to Personal and Business Profit in the New Era of Prosperity

米国では日本とはベビーブーマーの時代が10年ほど後ろにずれていて、1961年から1964年生まれの人が米国ではベビーブーマーといわれているが、この本ではベビーブーマーたちが社会・経済の中心となるに従って、1990年代前半より始まった経済成長が持続的に、かつさらに加速すると予測しており、事実その通りになっている

ちなみに米国ではベビーブーマーヘッドクオーターというサイトもあり、ベビーブーマーの様々なニーズ、活動に役立つようになっている。

日本では50歳代後半のベビーブーマー、いわゆる団塊の世代は今までは、猛烈にはたらいてきて日本経済をリードしてきたが、60歳定年を数年後に迎え、これからはお金も暇も両方持つ巨大な購買力を持つ集団となってくる。

現にプラズマや液晶テレビなど50万円前後もする高額テレビの購入者は半分以上がシニア世代と言われており、シニア市場が注目されているわけである。

この本はこの団塊の世代の定年後の進路を
1.年収200万円以上コース、
2.年収200万円以下コース、
3.悠々自適コース、
4.エリート対応
と4つのコースに分けており、一応200万円を収入の基準としている。


新版 年収300万円時代を生き抜く経済学
たけしのテレビ等によく登場する森永卓郎氏が『年収300万円時代を生き抜く経済学』を出している。若い人も含めて日本人の大半が年収300万円という時代となると言っていたのはちょっと問題だが、定年後は200万円(月収15万円程度)が基準と考えるというのは実際的だと思う。

日本政府の対応は2004年6月に成立した改正高年齢者雇用安定法は2006年4月から施行され、2013年までには企業は65歳の定年延長が義務付けられる。団塊の世代もこの65歳定年に引っかかる可能性もある。

しかし65歳定年となれば、たぶん企業は給与体系の見直し、年金の見直し、ポストオフ制度等を導入し、結局60歳定年制と65歳定年制では個人の収入はあまり変わらない可能性があるのだ。

それでは具体的にそれぞれのコースを紹介してみよう。

200万円以上コースは会社しがみつき型、転職型、起業型、海外出稼ぎ型の4パターン。7月2日に紹介した『なぜか仕事のできる人の習慣』のあらすじで、、大前研一の発言を紹介したが、200万円以上コースを目指すのであれば、自分に『名札と値札』をつけていることが絶対に必要となる

つまり自分はこういう仕事をやり、こういうことができる。従ってこれだけの市場価値があると言えることが転職型でも会社しがみつき型でも必要なのだ。

200万円以下コースは嘱託型、落ち穂拾い型、資格型、農業を含む新規挑戦型、生活コストダウン型、海外移住型がある。会社しがみつき型と似ているが、嘱託型はどちらかというと週に数日会社に顔出す程度。落ち穂拾いは会社がやめた商権などを自分で引き継ぐパターン。

税理士など資格を取っても独立してクライアントを得ることは難しく、また農業なども収入という意味ではしれている。

悠々自適コースは趣味、勉強、社会貢献など。どの程度時間を使うかは個人差はあろうが、他のコースの人でも自由時間の過ごし方は今後の楽しみに考えておく必要があるだろう。

最後のエリート対応コースは第1の会社人生で、経営トップ陣まで上り詰めた人たちのコース。

いまやトップまで上り詰めても、明日は権威失墜する可能性もある。今回退任したソニーの出井さんと、退職金を寄付して軽井沢に大賀ホールを建設する大賀さんの対比を考えれば社長受難の時代というのが納得できる。

このエリート対応コースは経営コンサルタント型、大学教員型、自分史制作型がある。

年収200万円=月収10〜20万円と割り切れば、どんな仕事でもやれるし、好きな仕事でもできるだろう。

人生80歳時代となった現在、あと20年をいかに有益に過ごすのかは本当に重要だ。なかには会社の経営者となり、まだまだ現役で頑張る人もいるだろうが、そんな人も数年の差がつくだけで、いずれにせよ全員が定年後の人生を考える必要がある。

この本は入門書であり、大まかにコースを分け、それぞれを概観しただけである。まだまだエネルギッシュなシニア世代には、今後の自分の人生設計を考える上でおすすめできる本である。

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稲盛和夫の実学 京セラの経営を支える会計思想


稲盛和夫の実学―経営と会計
筆者は最近稲盛和夫氏の本を結構集中的に読んでいる。この本もその一冊であり、『会計がわからんで経営ができるか?』という稲盛氏の言葉が本の帯にもなっている。

筆者もまさに同感で、最近になって恥ずかしながら簿記3級の通信教育を始め、今年後半の試験でまず簿記3級を取得し、次は簿記2級を取得する予定。稲盛氏の言っている会計は京セラ独自の会計基準であり一般会計原則とは異なる。

もともとこの本も京セラの経理部長だった故・齋藤明夫氏が後進のためにまとめたものをベースとしている。

稲盛氏は他の著書でも1.売上を最大に、経費を最小に、2.値決めは経営、3.会計がわからなければ真の経営者になれないと言っているが、この本は京セラの7つの会計原則を説明するとともに、盛和塾での質疑応答でケーススタディを行っている。

前置きとして常識に支配されない判断基準例として設備の減価償却をあげている。セラミック加工機械は摩耗が激しく、5年程度でダメになってしまうので、10年の法定耐用年数によらず、自主耐用年数を定め、有税で償却していると。

また銀行が定期預金を担保として貸し出す歩積み両建ても常識的におかしいとして、稲盛氏は拒否したが、結局世の中みんながやめた。

京セラの会計原則とは次の7つである。詳しい説明は省くが、基本は会計原則にとらわれず、物事の本質をとらえて、キャッシュの動き、モノの動き、余計な物は持たず、採算単位ごとの厳しい管理をするというシンプルな原則である。

1.キャッシュベースでの経営ーお金の動きに焦点をあてて物事の本質に基づ  いたシンプルな経営 儲かったお金はどうなっているか?

2.1対1の対応を貫く モノの動きと伝票の対応

3.筋肉質の経営 中古品で我慢、健全会計、固定費の増加を警戒、投機はやらない、当座買いの精神

4.完璧主義をつらぬく マクロとミクロ両方 100%達成でないと価値を認めない 厳しいチェックでパーフェクトを目指す

5.ダブルチェックによって会社と人を守る 人と組織を守る保護メカニズム

6.採算の向上を支えるーアメーバ経営の時間あたり採算制度 付加価値測定
時間あたり採算と会計との関連

7.透明な経営を行う 公明正大

手法はともかく、基本となっている『会計がわからんで、経営ができるか』という一言。肝に免じて経営に取り組む必要がある。

  
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2005年07月09日

ヒロシ2 ネタのキレは落ちたが依然面白い


ヒロシです。2

いままでになかったいじけキャラで一躍人気者になったヒロシの第2弾。2冊めはキレが若干落ちたがそれでも面白い。ヒロシ大辞典というのがついており、ヒロシのテーマ曲がイタリアのペピーノ・ガッリャールディの歌だというのがわかる。リンクを入れたので一度出だしを聞いていただきたい。

ヒロシ(本名齋藤健一)は福岡県南部の炭坑で有名な大牟田市生まれで、大学は松村邦洋も出た九州産業大学。上京して冴神剣(さえがみけん)という源氏名でホストクラブに勤めるが、全くモテなかったと。たまたま見た雑誌で生島ヒロシを知り、ヒロシを名乗ったのだという。

印象に残ったネタとしては:

ヒロシです。いまだに水を買うことに抵抗があるとです。

ヒロシです。『今からは無理』っていつも無理じゃないですか?

ヒロシです。杉田かおるを見ていると忘れかけていた大切ななにかを思い出します。(筆者注:うーん、わかるような気もするが…)

ヒロシです。彼女と思っていた人からバイト先の友達として紹介されたとです。

ヒロシです。ポケットの砂がなくなりません!

筆者が注目している芸人のナンバーワンである。所属?のサンミュージックにヒロシの紹介もある。今までにないいじけキャラで頑張ってほしい。

  
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2005年07月07日

ハリアーハイブリッド 地球にいいことなにかやろうよ

ハリアーハイブリッド
筆者はハリアーハイブリッドのユーザーだ。仕事の関係でトヨタが米国でハリアーハイブリッドを販売するとの情報を2年ほど前に入手し、近くのトヨペット店のセールスマンに情報を入手したら連絡してくれるように頼んでいた。

今年はじめになって、セールスマンからハリアーハイブリッドがいよいよ3月に発表されるという情報がもたらされ、発表の1ヶ月前に予約注文した。

結局納車されたのは5月中旬。ハイブリッド車はガソリン車より割高ではあるが、ガソリン車との値差の半分は経済産業省の外郭団体の補助金がもらえるので実質の値差は20万円程度にまで縮まる。

前もハリアーの2.2リッターのガソリン車だったが、燃費は6.5KM/L程度だった。ハリアーハイブリッドは3.3リッターのガソリンエンジンと前後輪のモーター駆動で、カタログでの燃費は17.8KM/Lという数値だったので、10KM/Lは軽くいくと思っていた。

しかし実際には今のところ燃費は8.3KM/Lという数字にとどまっている。まだ1,000KMも走っておらず、しかも筆者の自宅のまわりのアップダウンの激しい市街地走行だけなので、遠距離ドライブに出れば相当燃費は向上すると見込んでいる。

速度50KM/H程度までなら、モーターのみで走行でき、エンジンは止まったままという究極の省エネ車なので特に渋滞中とか地下駐車場とかでは本当に環境にやさしい車だと実感できる。

アイドリングストップとかいって東京都とかが呼びかけているが、車が停車中にエンジンを手動でいちいち切るというのは実際的ではないと思う。

駐車場などで停車して人を待っている様な場合は本当に違いを実感できる。ナビにはTV機能もついているので、停車中にエアコンをかけてTVを見ていても一切エンジンはかける必要がなく、電池のみで動くので排気ガスの心配はない。

今ハリアーハイブリッドを注文すると、へたすると半年待たなければならないような人気であるが、それだけの価値と地球によいことを実践しているという満足感は得難いものがある。

さらに燃費にこだわる人にはプリウス、SUV指向の人にはハリアー、ミニバンはエスティマ、アルファード。これだけそろったトヨタのハイブリッド、他社には追従を許さないセレクションと技術力である。

地球にいいことなにかやろうよ。


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2005年07月06日

がんばれ松島みどり!

筆者には衆議院議員になった知人が二人いる。一人はこの前の内閣改造で苦節20年以上で国務大臣になった村上誠一郎議員。四国の村上水軍の末裔ということで、大学の同級生だが昔から元気がよかった。若くして衆議院議員となり、今回念願の大臣に就任した。筆者は卒業以来会っていないが、写真では昔に比べてかなり太った。ストレスも大変なのだろうと思う。体に気をつけて頑張ってほしい。


松島みどり議員もう一人はこの前大学の寮委員のOB会で久しぶりにあった松島みどり議員

松島さんは学生の時から活発な人だったが、大学の応援部のチアリーダーとして活躍して、女性としては初めて(?)西伊豆の戸田村にある寮の寮委員として寮の運営に携わった。

筆者は卒業してからも戸田寮に毎夏行っていたので、そのとき元気のよい応援部のリーダーがいるなと思っていた。松島さんは卒業後朝日新聞に入社。マスコミで経験をふんだ後、東京の下町の墨田区・荒川区を地盤として衆議院に挑戦。最初は落選したが、当時の森総理に気に入られ再挑戦で見事当選を果たしたと聞いている。

ひさしぶりに会ったが、昔と全然変わらない。きさくで元気で、全然『先生』らしくない。

7月5日の朝刊に国会議員の所得が公開されているが、松島さんは歳費がほとんどで、不動産資産もあるが借入金もある。四国政界のいわばプリンスで、若くして『先生』になった村上誠一郎議員と違って、本当に庶民の味方なのだ。

現在当選2期目でホームページのプロフィールを見れば驚くほどいろいろな活動をやっていることがわかる。

彼女こそ庶民感覚で政治を変えることができる人材だと思う。ぜひ今後とも頑張ってほしい。

がんばれ松島みどり!

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2005年07月04日

渋谷ではたらく社長の告白 読後感爽快な元気の出る本


渋谷ではたらく社長の告白

(今回のあらすじは長いです)

筆者は新刊書でもベストセラーでも、まずは図書館で予約して読む。読まずに買うことはしない。その筆者がインターネット業界本で初めて買った本がこれだ。

藤田氏の経歴・自伝の内容もさることながら、有線の宇野社長、ホリエモン、三木谷さん、GMOの熊谷社長などとの会話の引用が、それぞれの社長の性格がよくわかる発言に仕上がっていて絶妙である。

『社長失格』からホリエモンやGMOの熊谷正寿社長のベストセラーの『一冊の手帳で夢は必ずかなう』などネット関係者で数百冊の本を読んだが、この本は頭にスッと入り、思わず引きつけられる。

女優奥菜恵と結婚していることでも知られているインターネット広告事業のサイバーエージェント藤田晋(すすむ)社長の自伝的告白。すでに5年前に『ジャパニーズドリーム』という本を出版しており、これが2作目。福井県のめがねフレームで有名な鯖江市生まれで、父親はカネボウの工場に勤務するサラリーマンというごく普通の青年。

しかし筆者が一度読んでからあえて本を買ったことでもわかる通り、ただ者ではない。

藤田氏は天才的営業マンでなおかつすぐれた経営者なのだろう。高校まではバンドをやってミュージシャンを目指していたが、高校3年で歌の才能がないことに気づく。偏差値40から急遽受験勉強して、青山学院大学経営学部に入学する。将来の夢として『会社をつくる』ことをこころざし、そのために学生の時に人材紹介業のオックスプラニングセンターにアルバイトとして働き、営業員として頭角を現す。



ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則このオックスプラニングセンターでのアルバイト時代に感銘を受けたのが『ビジョナリーカンパニー』で、いずれ『21世紀を代表する会社をつくる』ことを決意とする。



人を動かす 新装版角川春樹がカーネギーに影響されたことは前に書いたが、藤田氏もまたカーネギーの『人を動かす』から学んだことをあげていること。

なんと藤田氏もカーネギー信者か!

卒業後は当時32歳でインテリジェンスの社長だった有線の宇野社長に出会い、インテリジェンスに入社する。宇野社長が社内一番のハードワーカーだったそうだが、藤田氏も最初からほとんど休みなしに働き、土日も出社し、バリバリ実績を上げ、『すごい新人が入ってきた』と周囲から一目おかれる。

入社1年目でオックスプラニングセンターの元上司、親友に誘われ、3人で会社設立すべく決意し、インテリジェンス宇野社長に告げると、なんと逆提案でインテリジェンスが50%出資する会社をつくるのでその社長になれと言われる。これが入社1年目の新入社員がやることか!宇野氏にも藤田氏にも両方に驚かされる。

『大事なのは金じゃない。本当に大事なのは志を共有できるかどうかなんだ』

『21世紀を代表する会社をつくる』という目標をもった藤田氏はこの宇野社長の殺し文句でコロリ、インテリジェンス入社1年後の1998年4月にサイバーエージェントを創業する。

会社を創るときには事業はなにをやるのかはっきりしたプランがなかったが、宇野社長と相談し、1998年当時注目をあびてきたインターネット関係の事業で、インターネットの営業を専門にする会社をつくることにする。

インターネット業界は営業が弱いから、営業の専門会社をつくるそれだけのシンプルな事業計画で、学生アルバイトを集めスタート。

営業第一号は高津社長のウェブマネーの営業代行。持ち前の営業力で売りまくる。そうかそれでウェブマネーは強いのかと納得できる。

藤田氏は創業直後の1998年7月から『ベンチャー企業の日記』をホームページ上に書き始める。これが今は渋谷ではたらく社長ブログになっている。ブログのパイオニアである。

最初から週110時間働くと決めていた彼らは『毎日事業プランコンテスト』を行う。その中からでてきたのがサイバークリック(クリック保証型広告事業)だ。まずは学生アルバイトにつくらせるが、全然ダメ。困ってエッジの堀江貴文社長を訪問する。

当時の堀江社長は26歳、藤田氏は25歳、おたく的雰囲気の堀江氏のオフィスを訪問すると、スリッパに履き替え、バーカウンターのある会議室に通される。そこに長髪で今よりだいぶ太っていたおたく的な堀江社長が現れる。挙動不審に思えたが、話し始めるとあふれる野心、独演会、ただものではないと直感する。

そんな堀江氏にクリック保証型システムの件を相談すると『いや、できますよ。あんなの楽勝ですよ』翌週には完成。堀江氏自身がプログラムをつくった。エッジにパートナーとして収益を分け合う形としてスタートしたサイバークリックに営業を集中。トラブルは堀江氏がバイクで来て修理した。

堀江氏は『あんなの楽勝ですよ。他にもあったら言ってください』と言うので、メール版のアフィリエイトシステムも『そんなの作れますよ』のノリで、参入。結局これがサイバーエージェントとエッジの共同事業のメルマガ配信システム、クリックインカム=現メルマとなる。

創業初年度の1998年に7名の新卒内定者を取ったが、この7名は1人を除きいずれも退社。しかし2年目の内定者20名はサイバーエージェントグループの要職についている。

表参道のオフィス環境、最先端のインターネットビジネス、若く士気の高い社員たち。すべては優秀な人材を確保するためのプレゼンテーションだったのだと。藤田氏は自分は採用に関しては最初からたぐいまれな能力を発揮していたと語っている。

インテリジェンスは全く他社との差別化はなく、後発にもかかわらず他社をごぼう抜きにしている。理由はただ一つインテリジェンスは採用に非常に力をいれているので、同業他社と比べて明らかに優秀な社員が入社し、その社員が非常に高い士気で頑張っているからだ。『採用力は競争力だ』

1999年にネットバブルが起こる。業績も急成長、サイバークリック、クリックインカム(現メルマ)、大阪支店も大当たり、2000年の史上最年少社長としての上場記録をめざす。原宿から始めたオフィスも北青山、そして2000年に家賃1,500万円の渋谷マークシティに引っ越す。

東大卒、住友商事で働いていた23歳の中山豪氏を口説いて入社。現在財務担当取締役の中山氏は入社当日に寝袋持参で出社、『ベンチャーですから』と20日間泊まり続けた。博報堂から米国にMBA留学中の早川氏を引き抜く。

このころ出資したいというベンチャーキャピタルや上場企業が押し寄せる。ある上場企業の経営者よりは50億だすと言われる。ソフトバンクの孫氏は『インターネット業界は今100年に一度のチャンスです!』と言い、熱狂はさらに盛り上がる。

こんなタイミングで恩人の宇野社長に出資比率の変更を申し出る。『わかった。最初の約束だったもんな。なんとかするよ』と。宇野社長も立派だ。結局藤田氏の持ち分を34%とし、上場後に出資比率が落ちないようにワラントも発行することとなる。

GMO熊谷社長は初対面で『…というわけで、当社はインターネット広告に参入したいと思っている。そのためにもサイバーエージェントに出資させて頂いた上で提携したい』と。このときは断るが、後にGMOはサイバーの株主となり、一時は20%を保有していた。

1999年9月末サイバーエージェントの2回目の決算がでる。売上は5億円、利益は3千万円程度出ているはずだった。ところが売上計上の仕方を変えないと上場できないと監査法人から言われ、その通りにすると売上4億5千万円、利益は2千万円の赤字となる。

2000年春の上場をあきらめかけた時に神風が吹く。孫さんがナスダックジャパンの設立を発表。東証も対抗するために、マザーズ創設を発表。赤字会社でも上場が可能となる。




ジャパニーズ・ドリーム―史上最年少の上場企業社長
上場にあわせて『ジャパニーズ・ドリーム』を出版。時価総額10兆円企業を目指すと宣言。1999年の日経ベンチャーの未上場ベンチャーオブザイヤーの2位に選ばれる。1位は楽天でこのときに三木谷社長と知り合う。  続きを読む
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2005年07月02日

なぜか仕事ができる人の習慣 やはりムックでは限界あるね


[図解]なぜか「仕事ができる人」の習慣
大前研一、柳井正、渡邉美樹、堀江貴文、藤田晋、熊谷正寿、野尻佳孝、齋藤正勝(カブドットコム社長)、杉本哲哉(マクロミル社長)等々、きら星のようにIT業界の若手社長などが登場する。

テーマが目標達成とか、段取りとかのコツなのだが、最初の大前研一にガツンとやられる。「勝ち組に入るための目標設定、達成のコツを教えていただきたいのですか?」

「それがもう負け組の発想だ。誰か答えを知っているヤツをつれてきて、ノウハウを頂戴しようというのが。」「自分の頭で考えないで、すぐに答えだけ聞こうとするのは『少年ジャンプ』で育った今の30代、40代の悲しき特徴だぜ。」

「これからの時代、企業も個人も出口の見えないジャングルのなかを進んで行かなきゃならない、安全な道を教えてくれって言ったって、そもそもジャングルに道なんてないんだ。自分の頭で必死に考えて進んで行くしかないんだよ。」

それでもしつこく「50代になって路頭に迷わないためにはどんな目標を立てれば?」と編集者が聞くと。

「まだ聞くか!仕方ない、ヒントだけは教えてやるよ。ポイントは、自分に『値札』と『名札』をつけることを目標にすることだ。」値札とは労働市場におけるその人の値段。名札とは個人で生み出した実績をはっきり言えることだ。

なんとか大前研一からヒントだけは聞き出したが、他の人は一応親切に応対はしているが、所詮雑誌THE21の連載記事を本にしたものなので、つっこみ不足なのは否めない。それぞれの経営者が本を出しており、それがベストセラーばかりなので、やはりムック本では限界あると思う。

このブログの様にそれぞれの経営者の考えの『あらすじ』をまとめようというものなのだろうが、魅力ある表紙の体裁にしては残念ながら内容が薄っぺらすぎると思う。編集者の力量もあるのかもしれない。  
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2005年07月01日

どれだけ参考になるかな?通勤電車で座る技術


通勤電車で座る技術!

筆者も通勤時間が長いのだが、通勤時間は非常に有益な自己研鑽の時間である。毎日往復2時間以上は日経新聞、本、日経ビジネスや東洋経済などの雑誌を読む時間にあてている。長い通勤時間は全く苦にならない。むしろ自家用車で通勤していた米国では、本が読めないので、日本の通勤がなつかしかった。(そのためオーディブックを愛聴していた)

また最近通信教育で簿記(恥ずかしながら、まずは3級)を勉強しているので、簿記のテキストや問題を読むこともある。

行きは途中でだいたい座れ、帰りは始発駅から1〜2本電車を待って、必ず座って帰る。だから参考になるのではないかと思って読んでみた。

問題なのは3列で乗車待ちするケースでポジショニング戦略を説明している点。日本全体でも3列で乗車待ちする路線は首都圏の一部(京王線?一部地下鉄?)を除いてはあまりないのではないか?

筆者は都営、メトロ、小田急を使っているがすべて2列で乗車待ちである。2列で乗車待ちする場合、右に行くか左に行くかだけで、ポジショニング戦略はないということかもしれないが、はたしてそうだろうか?

筆者の印象では前から5〜6番目以降で待っている人は、右列で待っていても左に行ったり、逆もあったりで結構ミックスするケースがよくある。この辺の心理分析をして、さらに深読みしてほしかった。

『降りる客を記憶せよ』はまだしも、『降車メモを作れ』とか『沿線の学校の制服を覚えろ』は笑止千万と言わざるを得ない。本や新聞を読んだりして通勤時間を有益に使っている人は、読書に集中しているので、そんなことまで意識して記憶することはしないだろう。

女子高生などは、すぐに降りる可能性が高いことはみんな知っているので、女子高生の前にポジショニングすること自体が難しい。

役立つと思われるのは『読むスピードで判断せよ』という点。新聞やフリーペーパーなどをパラパラと飛ばし読みしている人は早く降りる。厚い本を読んでいたり、途中から走り読みしはじめた人は降りる駅が近づいている可能性が高い。

また『シートの端っこをねらえ』というのも、結構座れる可能性が高いかもしれない。ただ込んでいる電車の場合はそもそも端のシートの前にポジショニングしても、入ってくる乗客の圧力で中に押しやられてしまうので、混雑路線では無理だろう。

筆者が一番知りたかった技術は、すぐに降りそうな客を判断する方法。それが記憶しろなどでは話にならない。降りる体勢を整える、身なりを整える、目を覚まさせる、傘の柄に力を入れる、鞄に手をかける、ものをしまう、本にしおりを挟むなども当たり前である。

流星課長のイラストはおもしろいが…。





  
Posted by yaori at 23:47Comments(0)TrackBack(0)