2005年05月12日

歩く人はなぜ脳年齢が若いか? 京都大学名誉教授の納得できる説明

毎日30分程度かけて駅まで歩いて行っている私としては、まさに我が意を得たりという内容の本。

普通だとバス停まで3分のところに住んでいるのに、駅まで30分も歩くことなど信じられないことだろうが、習慣になるとたとえ雨の日でも歩くことが楽しいのだ。

特に駅までの道は川沿いの遊歩道で、大中小の魚や、野鴨、白鷺、川鵜、かわせみなどの野鳥、四季の花々など、本当に毎日の散歩兼通勤が楽しい。

いつもiPodで音楽や英語のオーディオブックを聞きながら駅まで歩くのだが、爽快な気分になる。

この本はなにせ京都大学名誉教授で脳科学者の大島教授(78歳)が力説するので、説得力がある。

脳はまんじゅうの様なもので、小さいあんこが脳幹(生命維持に必要なことを司っている)、厚い皮が大脳辺縁系という本能を司る部分、一番外のわずか2.5mmの薄皮が大脳新皮質で、これこそが人間と動物との境目。

歩くことによってわき上がる動物としての快感は、脳幹を通り、大脳辺縁系から大脳新皮質へ到達する。単なる衝動を複雑な感情や創造性に高めるのが大脳新皮質なのだ。

元々2足歩行は人間のみができる複雑な筋肉やバランスのコントロールがなせる技で、一歩歩くごとに膨大な情報が足の筋肉から大脳新皮質の感覚野に届く。

そのほかに手の振り、五感が同様に脳に届き、無意識のうちに脳のネットワークは複雑で活発な動きをする。この刺激が脳を若々しく保つのだと。もちろん歩きながら自然を愛でたり、同伴者と散歩を楽しんだり、音楽を聴いたりの『ながら』歩きも脳に良い。

むしゃくしゃしたらとりあえず歩くことを著者は薦めている。


歩く人はなぜ「脳年齢」が若いか?

Posted by yaori at 23:43│Comments(0)TrackBack(0) 趣味・生活に役立つ情報 

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