2005年05月14日

現場力を鍛える 強い企業の違いがわかる好著

コンサル経験豊かなローランド・ベルガーCOOの遠藤氏の好著。

現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件


早稲田大学ビジネススクールの人気講座『現場学』の授業内容を元に体系化しただけあって、わかりやすい。

謝辞に『数々の真剣勝負の機会を与えてくれたトヨタ自動車』とあるが、トヨタの現場や花王、ゴーン日産、ヤマト運輸、ドンキホーテ、セブンイレブン、山の上ホテルなどの例が紹介されており、興味深い。

『戦略を軌道修正しながら遂行する組織能力、現場で起こる様々な問題点を能動的に発見し、解決する力』を現場力と呼んでいる。

逆ピラミッド的に現場が引っ張る企業が強い企業であると。

トヨタでは年間61万件の改善提案が出され、その91%が実行されていると聞くと、なるほどと思う。

組織の壁をまたがる一気通貫の仕事の流れ、すなわち業務連鎖が現場力の鍵だと。日産のクロスファンクショなるチームが良い例である。

米国ではノードストローム・ウェイ、マリオット・ウェイ、HPウェイなどが有名だが、ノードストロームのルールとは『どんな状況においても自分で考え、最前の判断を下すこと。これ以外のルールはない』と。

ノードストロームでは『顧客を幸せにするためにはどんなことでもやるという心構えがないのであれば、当社には合っていないので、入社しない方が良い。』とまで言い切っている。

現場力と業務連鎖、この二つのキーワードが良い経営の鍵である。


Posted by yaori at 14:13│Comments(0) ビジネス