2005年06月19日

世界に抱かれるために 田口ランディの本を初めて読みました


世界に抱かれるために図書館の新刊書のコーナーにおいてあったので、なんの気なしに借りてみた。田口ランディという名前は知っていたが、変わった名前だし、てっきり男だと思っていた。実際には45歳の伊豆に住む女性だった。

まったく基礎知識がなく読んだので、たぶん週刊誌とかに連載しているコラムを編集した本だろうと思っていたが、田口ランディのアメーバ的日常という自らのブログの2004年9月から12月までの掲載文を本にしたものだった。

ブログを本にして出版するというのが結構でているし、ライブドアとかサイバーエージェントとかは、そのための出版社も子会社で持っているほどだが、この本を読むとブログ出版の是非について考えさせられる。

よい点は筆者の田口ランディのようなまめな人は、ほとんど毎日ブログに書いているので、田口ランディというエッセイストが好きな人には、彼女が毎日どういう生活をして、どういう活動をし、どういうことを考えているのかということがよくわかるということ。ブログよりやはり本の方が読みやすい。

悪い点は筆者のように田口ランディの本をはじめて読む人にとっては、彼女の日常生活など興味ない話題が多く、読んで得られるものが少ないということ。

週刊誌のコラムをまとめた本なども同じ傾向はあるが、やはり書き物とブログでは推敲(すいこう)の程度が全く違うので、ブログそのままを本にすることは、その本を買ってまでして読む読者の範囲を相当限定してしまうことになるだろう。

田口ランディはシャーマニズムとかアニミズム、ヒーリング、風水、オカルトなどに興味を持っており、この分野の活動を助ける運動を種々しているようだ。友人の『虫』の話(悪事を働く人の脳にはウィルス=虫がいると。昔からいう『虫の居所が悪い』とか、すべて同じことをさしていると)

印象に残ったのは2チャンネルで行われた被災地支援キャンペーンの『しない善より、する偽善』というキャッチコピー。たしかにこれだと抵抗なく参加できる。2ちゃんねるはあまりに膨大で、いつもほんの一部しか見ないが、こんなキャンペーンをやっていたとは知らなかった。2ちゃんを見直した。

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Posted by yaori at 00:00│Comments(0)TrackBack(0) 趣味・生活に役立つ情報 

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