2005年07月01日

どれだけ参考になるかな?通勤電車で座る技術


通勤電車で座る技術!

筆者も通勤時間が長いのだが、通勤時間は非常に有益な自己研鑽の時間である。毎日往復2時間以上は日経新聞、本、日経ビジネスや東洋経済などの雑誌を読む時間にあてている。長い通勤時間は全く苦にならない。むしろ自家用車で通勤していた米国では、本が読めないので、日本の通勤がなつかしかった。(そのためオーディブックを愛聴していた)

また最近通信教育で簿記(恥ずかしながら、まずは3級)を勉強しているので、簿記のテキストや問題を読むこともある。

行きは途中でだいたい座れ、帰りは始発駅から1〜2本電車を待って、必ず座って帰る。だから参考になるのではないかと思って読んでみた。

問題なのは3列で乗車待ちするケースでポジショニング戦略を説明している点。日本全体でも3列で乗車待ちする路線は首都圏の一部(京王線?一部地下鉄?)を除いてはあまりないのではないか?

筆者は都営、メトロ、小田急を使っているがすべて2列で乗車待ちである。2列で乗車待ちする場合、右に行くか左に行くかだけで、ポジショニング戦略はないということかもしれないが、はたしてそうだろうか?

筆者の印象では前から5〜6番目以降で待っている人は、右列で待っていても左に行ったり、逆もあったりで結構ミックスするケースがよくある。この辺の心理分析をして、さらに深読みしてほしかった。

『降りる客を記憶せよ』はまだしも、『降車メモを作れ』とか『沿線の学校の制服を覚えろ』は笑止千万と言わざるを得ない。本や新聞を読んだりして通勤時間を有益に使っている人は、読書に集中しているので、そんなことまで意識して記憶することはしないだろう。

女子高生などは、すぐに降りる可能性が高いことはみんな知っているので、女子高生の前にポジショニングすること自体が難しい。

役立つと思われるのは『読むスピードで判断せよ』という点。新聞やフリーペーパーなどをパラパラと飛ばし読みしている人は早く降りる。厚い本を読んでいたり、途中から走り読みしはじめた人は降りる駅が近づいている可能性が高い。

また『シートの端っこをねらえ』というのも、結構座れる可能性が高いかもしれない。ただ込んでいる電車の場合はそもそも端のシートの前にポジショニングしても、入ってくる乗客の圧力で中に押しやられてしまうので、混雑路線では無理だろう。

筆者が一番知りたかった技術は、すぐに降りそうな客を判断する方法。それが記憶しろなどでは話にならない。降りる体勢を整える、身なりを整える、目を覚まさせる、傘の柄に力を入れる、鞄に手をかける、ものをしまう、本にしおりを挟むなども当たり前である。

流星課長のイラストはおもしろいが…。







Posted by yaori at 23:47│Comments(0)TrackBack(0) 趣味・生活に役立つ情報 

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