2005年08月15日

壊れる日本人 柳田邦男のコラム集 題ほどのインパクトはない 

壊れる日本人 ケータイ・ネット依存症への告別


このブログでも取り上げた前作の『キャッシュカードがあぶない』が日本全体を動かすパワーがあったので、タイトルに惹かれ、図書館で予約して読んでみた。

残念ながら前作の様なパワーはない。

月刊誌『新潮45』のコラムをまとめた本なので、いくつものテーマが一つの本となっている。

あまりにもシリアスな佐世保の小学6年生の同級生殺人事件、西鉄バス乗っ取り事件、神戸市の少年A事件、長崎市の五歳児を駐車場より投げ殺した事件等、子を持つ親として、つい涙が浮かぶ被害者家族の手記と、ケセン語(気仙沼地域の方言)の聖書の話が一緒の本になっていると、アンバランスは否めない。

柳田氏自身がワープロもパソコンも使っておらず、手書き派であると本の中で言っており、その人が『ケータイ・ネット依存症』の事をレポートするというのは、なんとなく場違いな印象だ。

カーナビ付きのレンタカーを借りて、「うるさい。だまれカーナビ」とつぶやいたと言っている。

筆者もカーナビを使ったことがなかったが、つい先日義父の葬儀の関係で、山梨県の山奥のキャンプ場に行っていた長男を車でピックアップして、そのまま伊勢の葬儀場に直行した。

片道約600KMのドライブだったが、どちらも初めて行く場所で、片方は山の中で電話もない場所、片方は名古屋市内を初めて通って夜になって到着することになった。

地図をいちいち見ていては、到底一日で両方行くことは不可能で、カーナビなくしては不可能な旅だった。

バカとはさみならぬ、道具は結局使いよう。食わず嫌いではないのか?

それはさておき印象に残るストーリーも多い。

『医師としてできること できなかったことー川の見える病院から』

四国遍路の話。

徳島鳴門市にある大塚製薬の創業者がつくった大塚国際美術館(世界中の美術品・史跡等を一箇所に集め再現している)

インドボパールのUCCの有毒ガス漏れ事故は、従業員がガス漏れを目撃して所長に通報したが、計器パネルがOFFで警報も鳴っていなかったため、所長が計器を信用して、「ティータイムが済んだら行く」と人間の通報にすぐに取り合わなかったので大事故となった話。

井上ひさし氏の自宅がぼやになったとき、かけつけた消防士は「もうすこし日が大きくならないと、放水するわけにいかない」として傍観していた話。

栃木県鹿沼市図書館の、本の寄贈、特に文庫の寄贈はたとえ郷里出身の柳田邦男氏のサイン入り全集であったとしても受け取れないとの回答。

神戸の少年A事件の少年審判担当判事だった井垣氏が、当初の遺族の傍聴を拒否した対応を反省し、むしろ少年審判手続きのなかでも遺族が語れる時間と場所をもうけるべきと考えを変えた話。

ぐっと惹きつける話もあり、シリアス編は印象に残った。

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Posted by yaori at 12:00│Comments(0)TrackBack(1) 人生設計 | 柳田邦男

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誠に勝手ながらBlog記事紹介させていただきました(ノ・_・)‥‥…━━━━━☆ピーー
レンタカーBlog記事紹介(ノ・_・)‥‥…━━━━━☆ピーー【TOKYO RENT A CAR 情報Blog】at 2005年08月16日 11:12