2006年3月2日追記:
楽天『三木谷社長夫人』あるいは『三木谷晴子さん』で検索して、このブログを訪問される方がまたも急増している。
今回の1,000億円もの楽天の公募増資に際して、三木谷社長と三木谷晴子さんの両方が10万株ずつ市場で売却するという発表があったためだと思う。
現在の楽天株の相場が9万円前後で、創業者として取得価格はほとんどゼロなので、それぞれ90億円の株式売却利益が出ることになる。
莫大な利益が上がるので、たぶんご夫妻でビルゲイツ夫妻の様に、慈善事業とかに社会貢献をされるのではないかと思うが、今後どういったニュースが出てくるのか楽しみだ。
さすが三木谷さんと言わせるような発表を期待したい。
楽天グループの株主構成等は次の記事が詳しいので、再掲します。
2005年12月1日追記:
依然として楽天三木谷社長夫人の三木谷晴子さんで検索してこのブログを訪問される方が多い。
評論家の山崎宏之さんが三木谷夫人のことを書いておられるので、追加でご紹介しておく。
筆者は山崎さんのブログの内容については全く知らないし、三木谷夫妻の私生活には全く興味がない。真偽のほどは読者にてご判断願いたい。
私生活がどうであれ、楽天=三木谷夫妻が日本でも希な盤石の経営体制を持っていることに対する筆者の驚きと尊敬は変わらない。
ちなみにこの盤石の経営=所有体制は前例がある。西武グループの堤康次郎が実は確立していたのだ。
依然としてこのブログへのアクセスが急増している。
検索キーワードで見ると三木谷夫人、三木谷晴子さん、(旧姓)下山晴子さんというキーワードで検索して、このブログを見る方が多い。
実はYahoo!で『三木谷夫人』や『三木谷晴子』で検索するとこのブログがトップで表示されるのだ。
Yahoo!の検索エンジンの威力を思いしったところである。
楽天のTBSとの経営統合提案の関係で、三木谷浩史社長が「無一文になってもやり遂げる」と、三木谷夫人に言ったというマスコミ報道がなされているので、三木谷晴子さんとはどういう人かと興味を持った人が多い様だ。
このブログでは今回の楽天、TBSの関係では次のタイトルでアップしてある。
東洋経済の『IT・ネット業界地図』 楽天とTBSどっちが大きい?全体像を知るには最適のハンドブック
楽天の研究 これぞホントの楽天研究
これらを見て頂くと同時に、訪問者の方の参考の為に2004年度の楽天のホームーページで公開されている事業報告書の楽天の株主構成を紹介する。
三木谷浩史 19.34%
クリムゾングループ 19.11%(三木谷社長の投資会社)
三木谷晴子 13.20%
マスダアンドパートナーズ 4.53%(CCCの増田社長の投資会社?)
信託2口 6.25%
本城慎之介 2.11%
増田和悦 1.91%
ゴールドマン・サックス 1.47%
杉原章郎 0.97%
三木谷夫妻以外で個人名が出ている人はすべて楽天の創業メンバーだ。
クリムゾングループを入れると三木谷社長自身で38.45%、これに三木谷晴子夫人の持ち株を加えると51.65%となり三木谷夫妻で過半数を抑えている。
つまり三木谷社長は自分だけでも拒否権があり、夫人と意見が異ならない限り楽天の経営を思う存分できる盤石の資本構成なのだ。
楽天の時価総額は約1兆円なので、三木谷夫妻の資産は楽天株だけでも5,000億円、三木谷社長は他のIT企業の多くにも投資しているので、さらに数千億の資産はあるだろう。
実際には大量に楽天株を売ると、株価は急落するだろうが、それでも「たとえ一文無しになっても」というのは並々ならぬ決意表明なのだ。
赤坂の土地とかの不動産資産価値は別にして、本業で民放4位に転落のおそれがあるTBSが最適なのか?という気もしないでもない。起死回生のTBSターンアラウンド策はどういうものがあるのだろうか?
その意味で『踊る大捜査線』などのコンテンツもあり、民放トップのフジテレビに目を付けたホリエモンは、目の付け所が良いが、経営統合の実現可能な相手ということではTBSしかないということかもしれない。
いずれにせよ三木谷氏が本当に自分の財産を売ってでも、TBSとの経営統合を強硬に推し進めるのか、それともお茶を濁したような和解的な解決となるのか、目が離せないところである。
エンターテインメントの王者ながら、業績としては長期伸び悩みの民放業界の再生がいかなる手法で可能なのか?注目される。
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