2005年12月12日

団塊世代を総括する 下流社会の著者三浦展氏の団塊世代レポート

団塊世代を総括する


『下流社会』がベストセラーとなっている。この本は同じ三浦展(あつし)氏によるもの。三浦展氏は団塊世代が『下流社会』を生んだと言っている。


下流社会 新たな階層集団の出現


三浦展氏はみずからのホームページカルチャースタディーズにて、下流社会や団塊世代につき、レポートしているので、ご興味あればこちらのサイトを覗いて頂きたい。

著者によるこの本の抜粋もサイトに掲載されているので、今回は詳しいあらすじは書かないが、この本の構成が次の通りとなってることからも、内容がある程度推測できると思う。

プロローグ 団塊世代とは何か?

1.消費する若者

2.ニューファミリーの光と影

3.マイホーム主義の末路

4.存在理由が問われる定年後

エピローグ これから彼らがなすべきこと

参考までに子供人口の増減の資料が統計局のサイトに載っているので、ご紹介しておこう。

統計局のホームページも要ブックマークだ。

この本自体は団塊世代の統計資料と解説が主体で、「(団塊世代の)自由尊重という名のほったらかしがフリーターを生んだ」と、『下流社会』の導入部となっている。

中流社会を完成させた団塊が中流社会を壊すのだと。

不況により団塊世代は勝ち組と負け組にわかれ、勝ち組団塊の子供は良い条件で就職しており、負け組団塊の子供は無業ないしフリーターになっている可能性が高い。

親子ともに大企業に勤めている世帯と、親がリストラされて子供も無業という世帯が生まれ、大きな格差が生まれたのである。

著者の結論としての提言は次の通りだ:


団塊世代は自分の会社を作って若者を雇え!

定年起業して、空洞化の起きるはずの都心にオフィスを借り、なんらかのビジネスで年商3,000万円を目指す。

そうすれば単に消費のみの生活よりも、消費が増え、国も税収が増える。さらに月収が37万円以上になれば国は年金を1円も払わなくてもすむ。

さらにフリーター、無業者の若者を雇用して、新しい社会システムをつくるのだと。


団塊世代は心身共に若い。昔の60歳とは違う。

定年延長と定年起業。団塊世代のどれだけが、自分で起業のリスクを取るか疑問が残るところではあるが、団塊世代の何百万人もが一挙に定年退職して、非生産階級となるのはいかにも日本の社会にとってマイナスだ。

そのためにも定年延長以外に団塊世代を支援する政策を導入すべきだ。

団塊世代の男性は今まで子供の教育や自宅のローン返済で四苦八苦していたので、自らの能力開発は進んでいなかった。

しかしたとえば税制で再教育、トレーニングを支援するとかの制度を打ち出せば、自らの能力アップにも取り組む人は多いはずだ。

日本がこれからも活性化を続けるのか、あるいは団塊世代とともに斜陽の国になるのか、団塊世代の戦力化がカギとなると思う。


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Posted by yaori at 23:53│Comments(0)TrackBack(1) 人生設計 | 経済

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下流社会 三浦 展 (著) 価格: ¥819 (税込) 日本で階層社会が広がり、 親の所得や学歴によって、階級格差が固定化している ということが書かれている本です。 内容の一部を紹介〈
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