2006年07月10日

日本人が知らなかったネットで稼ぐ新手法 ドロップシッピング 海外向けネットビジネスのすすめ

日本人が知らなかったネットで稼ぐ新手法 ドロップシッピング


ドロップシッピングという言葉がネット業界ではやりつつある。

今までのアフィリエイトでは商品の紹介をして、売れれば手数料を貰うというビジネスモデルで、商品の価格はマーチャントが決めていた。

ドロップシッピングは、マーチャントに自分向けの商品を提供してもらい、それを自分のサイトやオークションで自分の好きな価格で売り、売買が成立したらマーチャントに直接送付してもらうビジネスモデルだ。

在庫も一切持つ必要がなく、マーチャントが支払い機能を提供してくれ、商品の発送も直接マーチャントが行う。

こう聞くと画期的なビジネスモデルで、アフィリエイトよりも儲かりそうに聞こえるが、現状ではこうしたドロップシッピング機能を提供してくれるサイトはまだ少ないので、さほど広がっていない。

著者の富田貴典さんは14歳の時にオーストラリアに留学、12年をオーストラリアで過ごし、2005年5月に帰国した。

英語力を活かし、オーストラリア在住時代に日本語の漢字をデザインしてタトゥーなど向けに販売するネットビジネスを始め、次に漢字を印字したTシャツやマグなどの販売をドロップシッピングで始めた。

それらのサイトがDSFY.com海外ネットだ。

富田さんは海外に向けて日本のものを売ることをすすめる。日本人をターゲットとするよりも、外国人をターゲットにしたほうが需要が大きいからだと。また売る商品もニッチなもので、需要があっても競争の少ないものが狙い目だ。

ニッチな商品を見つけた方法はキーワードアドバイスツールとアクセスのキーワード解析であると。

この本は「ドロップシッピング」というタイトルがついているが、ネットビジネスを始める上で、知っておくと便利なアクセスアップの手法(検索エンジンへの登録など)、アンケートの導入、無料資料のダウンロードサービスでメールアドレスを収集することなどが実例をもとに説明されていてわかりやすい。

また海外のネット決済手段である2chechoutClickbankなどのクレジットカード決済、Paypalによるeメール決済についても詳しく説明してあり、参考になる。

日本の様にまぐまぐやメルマなどのメルマガ配信スタンドはないが、海外でもオートリスポンダーなどのサービスを使ってメルマガで営業する手法も詳しく紹介されている。ProAutoResponderというサイトはしゃべるメルマガを送れるという機能がある。

ドロップシッピングではcafepressというサイトを利用して、自分のアカウントを作成してオリジナルのTシャツをつくる方法を画面キャプチャー付きで詳しく解説してあり、わかりやすい。

また情報起業家向けなどにcafepressを使って自費出版する方法も紹介しており、役に立ちそうだ。

PDFにした原稿と表紙のJPEG画像があれば本がつくれ、ワイヤーで留めるマニュアル風のものや、薄いものは雑誌の様な体裁、本格的なペーパーバックスの体裁と3種類あり、それぞれ6ドルから8ドルでつくれるので非常に便利だ。

富田さんはISBN(International Standard Book Number)の登録の仕方も解説してくれているので、かゆいところに手が届く感じだ。

筆者も大学のクラブの部史の自費出版を考えていたので、非常に参考になった。

その他ブログをつくってGoogle Adsenseで広告を載せ、広告料を稼ぐ方法や、eBayで不要品を海外で販売する方法や、実際にeBayでおもちゃなどを販売して月50万円の売上を上げている人とかの実例も紹介している。

英文ライティングのコツも紹介してあり、非常に親切である。

最後に富田さんは行動力とNever give upの精神が大事であると。ともかく実践してみて自分を信じてあきらめないこと、そしてやり続けることだと語る。

世の中に『アフィリエイトで月100万円儲けた』とかいったタイトルの本は多くあるが、海外向け中心にアフィリエイトからドロップシッピング、自費出版までの広い範囲をここまで詳しく解説した本はあまりない。

実戦的で役に立つ本だった。オークションに参加している人には特におすすめです。


最後にドロップシッピングのリスクについて(筆者の意見)

筆者は長年商社に勤めて貿易に携わってきたので、トレードにまつわるリスクには敏感だ。

ドロップシッピングの問題点は、買い手からのクレイムがあった場合、アフィリエイトであれば自分は関わりなしで済ませられるが、ドロップシッピングの場合には自分が売り手なので、買い手と仕入先のマーチャントとの間に立って、クレイム解決をしなければならない点だ。

問題がこじれると解決に時間が掛かり、場合によっては損をこうむる危険性もある。

それとクレジットカードで支払いを受けることは、絶対安全な債権回収方法とは言えない点である。

日本ではあまり表だって言われていないが、欧米ではクレジットカードの不正使用は巨額にのぼり、たとえば英国では2004年の不正使用額は5億ポンド(1000億円)にものぼる。

ユーザーはクレジットカードの保険で、ほぼ間違いなく補填されるが、マーチャントは時によりクレジットカード会社から支払いを受けられない場合があるのだ。

余り知られていないが、米国の通販会社などはクレジットカードの不正利用で巨額の損失をこうむっているのである。

英語版のWikipediaのクレジットカードのところを読むとクレジットカード詐欺について次のように書いてある。

Fraud costs. Where a card is stolen, or an unauthorized duplicate made, a most card issuers will refund some or all of the charges that the customer would have otherwise received, for things they didn't buy. These refunds will in some cases be at the expense of the merchant, especially in mail order cases where the merchant cannot claim sight of the card, but in other cases, these costs must be borne by the card issuer. The cost of fraud is high; in the UK in 2004 it was over £500 million [1].

アンダーラインの部分が問題のところだ。通販会社などではカード詐欺で不正利用された分をマーチャントが負担しているケースもあるのだ。

ネット通販も通販である以上、このようにクレジットカード詐欺でお金が回収できないというリスクがある。

ドロップシッピングで少しぐらい儲けても、もし代金がクレジットカード会社からちゃんと支払われなければ、儲けなど吹き飛んでしまうおそれがある。

以上の2点を頭に入れて、海外向けネットビジネスは進めた方が良いと思う。


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Posted by yaori at 23:47│Comments(0) ビジネス | インターネット