2008年02月15日

レバレッジ人脈術 効率的な人脈づくりのノウハウが満載

レバレッジ人脈術


40万部も売れているレバレッジシリーズで、一躍売れっ子になった本田直之さんの人脈術。

本のカバーに「最小の労力で、関わった人すべてが、最大の成果を生む人脈術」と書いてある。

他のレバレッジシリーズ本同様、最初のプロローグ部分を読めば全体の主張がわかるのは親切で、わかりやすい。

人脈にまさるパーソナルキャピタル(資産)はないし、人脈つくりこそ最強の投資であると本田さんは語る。人脈はいわばアーリーステージのVC(ベンチャーキャピタリスト)の様に、相手が有名になる前から築き上げるものだという。

重要なのは「誰を知っているかではなく、誰に知られているか」である。

本田さんは、大前研一氏の次の言葉を引用している。

「『いかにして相手の役に立つか』に思いを致さなければ、豊穣な人脈は築けない。『頼むより頼まれる人物になる』。人脈づくりは、ここから始めよう。」

自分の価値観にあった仲間を見つけ、つながりを持ち、ともに高めあうことが「レバレッジ人脈術」の大きな目的なのだ。

社会人向け教育機関の「アカデミーヒルズ」が実施したアンケートでは、会社や学校以外で積極的に人脈づくりをしている人はわずか9.2%だという。「機会があれば」という人が48%を占めたが、これは何もしていないに等しいだろうと。

90%以上の人が積極的に人脈づくりをしていないからこそ、「レバレッジ人脈術」を実践すれば、圧倒的な成果が出るのだと本田さんは語る。

まずは実行。

すぐに始める。一日でも早いほうが複利効果で大きくなるように、人脈作りも早く始めたほうが成果は大きくなるのだ。


コントリビューションがキーワード

人脈づくりには、「ギブアンドテイク」は論外、「ギブアンドギブ」も相手より偉そうなイメージがあるので、本田さんは「コントリビューション」が基本だという。

コントリビューションには四つのレベルがある。1.情報、2.プレゼント、3.ノウハウ・アドバイス、4.コネクト(紹介)だ。

人と会う時には、まず「この人に対して自分はどんな貢献ができるか」を考えるのだと。

人と会うには事前のインプットが欠かせない。それをきっかけに自分も勉強し切磋琢磨できるのだ。

筆者は歌会始(うたかいはじめ)や園遊会などで天皇陛下にお会いしたことがある人の談話を時々読むが、誰もが一様に天皇陛下が、その人のことをよく知っていて、質問も的を得ていたことに驚嘆している。

日本で最も多忙で、最も多くの人に会う天皇陛下でさえ、ひとかたならぬ努力をしてインプットに努められているのだから、我々凡人も人並み以上に努力して、インプットに励むべきだろう。

人に会いたいと思われる為には、1.インプット(自己研鑽)、2.魅力的なプロフィール(話をして価値のある人だと思わせること)、3.情報発信(ブログやメルマガ、本など)が重要だと本田さんは語る。

相手に会いたいと思わせる様な自分のパーソナルブランディングが重要だ。本を出版する事も個人にとって究極のIPOであると。


本田さんの情報ソース

本田さんの読書情報ソースも紹介されている。正直、筆者はこのいずれも購読していない。他人のペースで本を紹介されても、どうも頭に入らないのだ。

どれか一つを試しに読んでみるのも良いかもしれないので、以下に紹介しておく。

メルマガ:

1.鮒谷周史さんによる「平成・進化論」まぐまぐ読者数日本1の29万人だそうだ。

2.「週末起業」の藤井孝一さん「ビジネス選書&サマリー」

3.アマゾンの元カリスマバイヤー土井英司さんによる「ビジネスブックマラソン」

4.「マインドマップ読書術」の著者の松山真之助さんの「Webook of the Day


ブログ:

1.ビジネス書のコンシェルジュ、smoothさんによる「マインドマップ的読書感想文

2.アルファブロガーの聖幸さんの「俺と100冊の成功本ブログ

3.大橋悦夫さんの「シゴタノ!」仕事を楽しむから「シゴタノ」だと。

4.「ライフハッキング


異業種交流会では人脈は広がらない

なぜ異業種交流会では人脈が広がらないかなども明快だ。

人と会って話すということは、ある程度の共通点を前提として、何かお互いにコントリビュートできるものがないかを探る。

異業種交流会ではどういう人が参加するかわからず、たまたま会った人で面白いと思える人に出会える確率は低いからだ。

飛び込み営業では成功するはずもなく、いわばコンサル営業の様に相手を研究して、自分の持っているものを提供することが重要だ。

筆者も飛び込みOKの異業種交流会は参加したことがない。

筆者は大学のクラブのOBで異業種交流会的な飲み会を、3−4ヶ月に1回開催しているが、業種がバラバラなので大変参考になっている。

ちなみに、人脈作りのツールとしてアメリカの企業人が活用しているという"linkedin"(リンクドイン)を紹介している。すべて実名、職歴も載せるのだという。


人脈づくりのノウハウが満載

レバレッジシリーズの他の本と同様に、ノウハウも多く紹介されており参考になる。印象に残ったものは次の通りだ。

☆アプローチは相手の都合に合わせることができるメールが基本
☆メールは短く、間違っても思いの丈をぶつけるようなことはしない
☆疎遠な関係も案外簡単に復活できる
☆たとえ断られても気にする必要はない
☆人に教えられるものを持て
☆お店紹介もコントリビューション
☆人と会うなら「ホーム」に呼び込め
☆人と会った後は必ずフォローを
☆メールのやりとりは常に「(返答)待ち」の状態に
☆フォロー(メール)で頼み事は禁物
☆人脈のリストアップで自分の得意分野が見えてくる
☆人脈は囲い込まないほうが広がる(来る者、紹介を拒まず)
☆二次会は不要。そのかわり一次会を長く
☆パーティは必ず立食形式で


日本人が好むハウツー本としても役立つ。ベストセラーになるべくして書かれた本である。

本田さんの言っていることは、「自分を磨いて人の役に立てば、いずれ自分の役に立つ」という基本的なことではあるが、それを実行する時の数々のノウハウが紹介されている。

大多数の「機会があれば(人脈をつくる)」という人、人脈づくりを考えてはいるが実行していない人の、背中を押す本としてぴったりである。

簡単に読めるので是非一読をおすすめする。


参考になれば次クリックお願いします。


人気ブログバナー







Posted by yaori at 12:41│Comments(0)TrackBack(0) ビジネス | 本田直之

この記事へのトラックバックURL