2008年02月26日

筋肉バカの壁 水道橋博士のトレーニング本第2弾

筋肉バカの壁 [博士の異常な健康PART2]


以前紹介した「博士の異常な健康」に続く、浅草キッド水道橋博士のトレーニング本第2弾。

前作同様加圧バンドを腕と脚に巻いた姿で水道橋博士が、本の表紙に登場している。

昨年の東京マラソン2007に出場したテレビ番組の話が半分を占め、その他に前作で紹介されていた数々のトレーニング/健康法の続話が紹介されている。

この本を出版したかった最大の理由は、加圧式トレーニングであると水道橋博士は語っている。

前作では書き足らず、また、あの時点では回答不能だったテーマが加圧式トレーニングだと。

前作では加圧式トレーニングを発見、検証しただけだったが、その後トレーニングを続けるうちに体型は変わり、体力は格段に増強したという。

2004年と2007年の水道橋博士の体の写真が載っているが、全然違うのに驚く。2004年は単なる痩せて腹の出た中年男だったのが、2007年は体操の池谷かと思うほどである。

その結果を目の当たりにして知人、友人、芸能人に熱烈に推奨してきたそうだ。

北野たけし社長などからは、「なんで水道橋に筋肉がそんなに必要なの?」と言われるそうだが、これが加圧式トレーニングが最も誤解されている部分であると。

加圧式トレーニングはアスリート専用の様に思われがちだが、加圧式トレーニングをしている人の多くは女性や高齢者で、短時間で筋力アップできるということより、成長ホルモンが出ることでアンチエイジングやダイエットに有効という点を重視している。

軽い負荷なので関節や筋肉を痛めず、血流を制限することによって毛細血管が生まれ、脳の疾病、身体のマヒなどのリハビリに効果を発揮するという点に、このトレーニングの特徴と未来性があるのだという。

芸能人の間での加圧式トレーニング愛好者の増加はめざましいものがある。

以前はプロゴルファーの杉原輝男が有名だったが、藤原紀香が「紀香魂」で丸々1章を加圧式トレーニングに割いている。水道橋博士から勧められて始めたという。

紀香魂―ハッピー・スピリット


元々太りやすい体質だったが、加圧式トレーニングのおかげで体型が変わったといい、夫の陣内君も加圧式トレーニングをやっているという。

他の芸能人では、自分で加圧式トレーニングジムも経営しているヒロミ、関根勤、北野誠(たけしのお兄さん)、勝俣州和、長嶋一茂、宇津井健、大地真央、東山紀之、木梨憲武、渡辺正行、萬田久子、小倉優子、浅田美代子、辺見えみり等々だ。

著名人の愛好者が増えたことで、都内の加圧トレーニングジムは入会希望者が殺到し、盛況だという。

先日「世界一受けたい授業」に出演した東大の石井直方教授の「筋肉まるわかり大事典」によると、「筋肉を8%太くするには通常のトレーニングでは10週間かかるが、加圧トレーニングでは2週間で可能である」と書いてあるそうだ。

“筋肉博士”石井直方の筋肉まるわかり大事典―筋肉のヒミツ、トレーニングの極意、栄養&食事法まで (B.B.MOOK―スポーツシリーズ (420))


筆者も石井教授の話を聞いて加圧式トレーニングを開始したので、加圧式トレーニングが広まることは大歓迎だ。

実際、加圧式トレーニングは時短トレーニング法ともいえ、現代人に最適だと思う。

水道橋博士によると加圧式トレーニングのポイントは、普通は3セットやるウェイトトレーニングを4セット行うのだと。ワンモア、限界からのあと1回に筋力トレーニングの神髄はあるとのこと。

但し回数はドンドン減り、腕立てで20→15→5→3回という具合だ。

これは筆者も知らなかった。加圧式トレーニングだと3セットから極端に筋力が落ちてしまうので、筆者は普通は2セットか3セットで終わりにしていたが、今後は4セットやってみる。


この他メインの東京マラソン体験談の他、ビリーズブートキャンプの体験や、100メートル走、そして前作のハゲ克服法、バイオラバー、レーシック視力回復法の続話が取り上げられ、さらに酸素カプセルの体験談も加わっている。


肉体派芸人ではないが、水道橋博士の新しいものへの探求心はたいしたものだ。

東京マラソンの部分はやや冗長な感があるが、加圧式トレーニングの実体験ストーリーとして参考になる本だ。


参考になれば次クリックお願いします。


人気ブログバナー




Posted by yaori at 23:55│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ | 趣味・生活に役立つ情報

この記事へのトラックバックURL