2008年03月27日

バビロンの大富豪ととなりの億万長者

バビロンの大富豪―「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか


レバレッジシリーズの本田直之さんだったろうか、誰かが「本200%活用ブック」で推薦していたので読んでみた。

仕事に活かす!本200%活用ブック


日本語版は2000年3月の出版だが絶版となっており、アマゾンのマーケットプレースでは定価1,500円の本がなんと8,000円前後の値段がついている。

単純だが役に立つ成功の法則をバビロンの大富豪という寓話の形で紹介しており、筆者も大変気に入ったので、読んでから英語のオーディオブックを購入した。

バビロンにちなんで、昔のヒット曲のBoney Mの"Rivers of Babylon"を久しぶりにYouTubeで検索して聞いてみた。



ちなみにこのミュージックビデオの舞台はバビロンではなく、おそらくジャマイカのオチョ・リオス(Ocho Rios)だと思う。

英語の原著は2007年に改訂版が出ているので、翻訳が絶版になっているのは、あるいは現在改訂版を翻訳中なせいかもしれない。

英語を現代風に直した改訂版でも出ているので、ペーパーバックあるいは、オーディオブックもお薦めする。

Richest Man in Babylon


英語に抵抗がある人は、是非日本語版を図書館で借りて読んで頂きたい。


1926年出版の本が今でも米国アマゾンの人気ランキングトップクラス

この本は米国の出版社社長のジョージ・クレイソンという人が、1926年にパンフレットとして蓄財について書いた古代バビロンの寓話が保険会社や銀行などで配られるようになり、一躍有名になったので本として出版したものだ。

クレイソンは米国ではじめてロードマップを出版した地図出版社も経営していたが、皮肉なもので彼の地図出版社は大恐慌を生き延びることができなかったという。

英語の"The Richest Man in Babylon"は、英語のWikipediaにも説明があり、いままで2百万部が売れたベストセラーだと紹介されている。

たしかに米国アマゾンの売上ランキングでは全体で425位、Business & Investing > Personal Finance > Money & Valuesでは2位となっている。 ちなみに筆者のおすすめのカーネギーの"How to win friends and influence people"(「人を動かす」の原著)は全体で115位、Business & Investing > Skills > Communications分野で1位だ。

この本の推薦人の一人は、デール・カーネギー研究所の副所長で、「本書は、現代ビジネスの極意を分かりやすく解き明かした名著であり、あらゆる人にとって重要な一冊である。」としている。


バビロンの寓話というストーリーで記憶に残る

この本はバビロンの戦車職人のバンシアが、働いても働いても暮らしが楽にならないので、バビロンで最も裕福なアルカドに話を聞きに行くというストーリーから始まる。

アルカドは昔は市庁舎で粘土板に文字を刻みつける書記だったが、金貸しのアルガミシュに金持ちになる方法として「稼いだものは、すべてその一部を自分のものとして取っておくことだ」と教えられた。

教えはたったそれだけだったので、アルカドは教えを実行して、1年間お金を貯めて、煉瓦造りの友人に頼んでフェニキア人の宝石買い付けに投資したところ、すべて金をすってしまった。

アルガミシュは1年後来て、煉瓦造りの職人が宝石の鑑識眼などないと指摘した。

アルガミシュはまた翌年来た。今度はアルカドは青銅を買う資金として楯作りの友人に貸してあり、利息を4ヶ月ごとに受け取っていると答えた。

しかしその利息でアルカドは、ごちそうや晴れ着を買っていると答えると、アルガミシュは、「お金の子供が生まれたら、その子供がまた子供を生んで、それがまたお前のために働くようにするのだ。”お金の奴隷”の大群を確保するのだ。」と教えた。

今度は2年間アルガミシュは来なかったが、次に来たときはアルカドは「お金はさらにお金を稼いでいて、その儲けがさらにまた稼いでくれています。」と答えた。

アルガミシュは、アルカドが”金の稼ぎ方”、”稼いだ金の守り方”、”稼いだ金の使い方”をマスターしたとして、アルカドを新しい土地開発の共同経営者に起用した。

友人たちがアルカドのことを運が良いというと、アルカドは運が良かったのではない、「成功したい」という強い欲求を抱いていたからだと答えた。


富をもたらす「黄金の7つの知恵」

アルカドはバビロニア王の求めに応じ、次の「黄金の7つの知恵」を住民に教える。

1.サイフを太らせることから始めよう 10枚のコインがあれば使うのは9枚までにする

2.自分の欲求と必要経費とを混同すべからず 「必要経費」は必ず収入と等しくなるまで大きくなるものだ

3.貯めた資金は寝かさずに増やすべし

4.損失という災難から貴重な財産を死守すべし

5.自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ

6.将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取りかかるべし 

7.明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし

  さらに自尊心のある人間であれば、次のことを守らなければならないとアルカドは教える。

(1)借金は能力の及ぶ限り、なるべく早く返すこと
(2)支払い能力を超える買い物はしないこと
(3)家族の面倒を見て、家族から慕われ、尊敬されるように努めること
(4)遺言書をきちんと作っておくこと
(5)親しい人には思いやりのある態度で接すること


アルカドはさらに「幸運の女神は行動する人間にしか微笑まない」と語り、優柔不断な人間には幸運はやってこないと語った。受講者は自分の経験を語り、ギャンブルで儲け続けた人はいないこと、自分たちも優柔不断から大きく儲けるチャンスを失ったことが多々あることを口々に報告した…。

このような具合に、古代都市バビロンでの寓話という形で単純で記憶に残るストーリーが展開されている。

整理すると、

(1)収入の一部を投資に回し
(2)金利や配当なども消費せずに再投資に回す
(3)そしてそれを強い意志で継続する
(4)消費は押さえ
(5)身の程を超えた借金は背負わない

と言うことになる。

筆者も家を買うまでは、この教え通り行動していたが、結婚して家を買ったことから借金を抱えてしまったので、忸怩たるものがあるが、今からでもやれることはやろうと思う。


「となりの億万長者」の教え

同じような分野で、やはり本田さんだったか、誰かが「本200%活用ブック」で推薦していた本に「となりの億万長者」がある。

となりの億万長者―成功を生む7つの法則


こちらの本は現代版だが、アメリカの億万長者を調べてみたら次のような7つの法則が見つかったというものだ。

1.彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する(金持ちであることが目立たない)

2.彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している

3.彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える

4.彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない

5.彼らの子供たちは、経済的に自立している

6.彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ

7,彼らは、ぴったりの職業を選んでいる


バビロンの大富豪もとなりの億万長者も、どちらの教えもかなり共通する部分が多い。

以前紹介したブライアン・トレーシーが「フォーカルポイント」で説明していたとおり、億万長者になるのは、想像以上に簡単だ。

毎月100ドル(1万円)を年率10%くらいの投資信託に投資し、リターンを再投資して、これを20歳から65歳まで45年続けると100万ドル以上になる。

優柔不断では幸運のチャンスをつかめない。筆者も肝に銘じてファイナンシャリースマートになるべく、バビロンの大富豪の教えを活用していくつもりだ。

単純な教えで、スッと頭にはいる。是非"Rivers of Babylon"を聞きながら一読をおすすめする。


参考になれば次クリックお願いします。


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Posted by yaori at 00:30│Comments(0)TrackBack(0) 成功哲学 | Financial Intelligence

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