
著者:村上 春樹
販売元:新潮社
発売日:2009-05-29
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著者:村上 春樹
販売元:新潮社
発売日:2009-05-29
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家内が図書館で借りた話題の小説「1Q84」を、家内が読み終わった後に読んでみた。
図書館で「1Q84」を借りてもう読んだというと、驚く人もいるかもしれないが、たぶん家内は本が発売された直後に図書館に予約を入れたのだと思う。
だから発売から3ヶ月以内に借りられたのだ。
図書館の予約制度をうまく利用すれば、新刊の人気小説でも3ヶ月程度で読める。
このブログでは「図書館に行こう!」シリーズで様々な図書館の利用法を紹介しているので、参考にして欲しい。
「1Q84」は、1,2巻合計1,000ページもの大作だ。
普通こんな大作は、早く読み終えて征服感にも似た読後感を味わいたいものだが、この本に限っては第2巻の終わりが近づいてきたら、むしろ「終わらないでくれ!」という感じさえ持った。
奇想天外で大変面白い。
小説のあらすじは詳しく紹介しないのが、筆者のポリシーなので、ひとことで紹介すると、小説家をめざす予備校の数学教師とマーシャルアーツのインストラクターをつとめる女性トレーナーが小学校の同級生で、心の中で慕いあいながらも20年間別々に生きてきた二人が別々に巻き込まれる事件が、実は一つに繋がっているというストーリーだ。
ウィキペディアで”1Q84”を検索すると、小説の登場人物が詳しく書かれているが、読む前にストーリーを知ってしまっては興ざめなので、おすすめしない。
1Q84とは1984年のことだ。もちろんジョージ・オーウェルの1984年に引っかけたタイトルだ。

著者:ジョージ・オーウェル
販売元:早川書房
発売日:1972-02
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恋あり、オカルトあり、サスペンスありで、一気に読めてしまう。
全編を通して出てくるのが、ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」だ。
ところどころでジャズや、平家物語原文の朗読なども出てくる。
以前紹介したように、筆者は通勤の途中で時々平家物語の原文朗読を聞いているので、我が意を得たりという感じだ。
ヘッケラー&コッホの拳銃も登場する。

出典: Wikipedia
著者の村上春樹氏は拳銃には相当詳しい様だ。
人物設定からいって感情移入はできないが、それでも手に汗握るという感じだ。
200万部以上売れるだけの理由はある。
露骨な表現もあり、若干好き嫌いがあるかもしれないが、面白い小説なので是非おすすめする。
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