2009年10月17日

靖国への帰還 ミステリー作家内田康夫さんのファンタジー作品

靖国への帰還靖国への帰還
著者:内田 康夫
販売元:講談社
発売日:2007-12-15
おすすめ度:4.0
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著者内田康夫さんは、「浅見光彦」ミステリーシリーズなどで、多くのミステリー作品を書いている売れっ子推理小説作家だ。

その内田康夫さん自身の、「これは、私の代表作になるかもしれない」とのコメントが本の帯に載っている。

本のタイトルと富士山をバックにした日本軍機月光の表紙に興味を惹かれて読んでみた。

月光



小説のあらすじは詳しく紹介しないのが筆者のポリシーだが、この本を読んでスピルバーグの「未知との遭遇」のあの場面を思い出した。

close encounter





「未知との遭遇」は「フォレストガンプ」と並んで、筆者の最も好きな映画だ。

次のYouTubeに載っているビデオの5分過ぎくらいから出てくる場面だ。



この本のストーリーには「未知との遭遇」と同じ様なファンタジー性を感じる。

靖国をテーマとした小説だが、内田康夫さんの靖国問題についての主張も色濃く反映されていて、考えさせられる作品だ。

筆者の叔父さん(母の弟)は海軍土浦航空隊の航空訓練生だったが、米軍機の防空壕直撃爆弾で昭和20年に多数の戦友と一緒に窒息死している。亡くなった母や祖父が元気だった頃は、毎夏土浦まで合同慰霊祭に出かけたものだ。

戦死した叔父さんは「海軍二等飛行兵曹」と彫った立派なお墓があるので、靖国神社に祀られているということを一度も考えたこともなかった。「ミッドウェーの奇跡」のあらすじで紹介した空母「加賀」で戦死した親戚もいるので、一度靖国神社を訪問して調べてみようと思う。

そんなことを考えさせられた作品だった。


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Posted by yaori at 01:46│Comments(0)TrackBack(0) 小説 

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