2010年05月27日

理系の人々 SEとマンガ家を両立させているよしたにさんの作品

理系の人々理系の人々
著者:よしたに
販売元:中経出版
発売日:2008-09-27
おすすめ度:4.0
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次回紹介する「理系の人々2」が本屋に平積みになっていたので、まずは「理系の人々」を読んでみた。

理系の人々 2理系の人々 2
著者:よしたに
販売元:中経出版
発売日:2010-03-26
おすすめ度:4.5
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作者の”よしたに”さんは本業はSE(システムエンジニア)で、兼業漫画家だという。

「ぼく、オタリーマン」シリーズから「理系の人々 2」までの累計で120万部が売れたという。

この「理系の人々」はリクナビNEXT Tech総研のブログ「エンジニア★流星群」で連載されている。

バックナンバーも含めて35セクションもあるので、本を買わなくてもこのブログで”立ち読み”できる。ブログでは無料で公開し、本を売るという、「フリー」のなかで述べられていた無料でも利益を上げる方法のひとつだ。


実は筆者は理系にあこがれていた

筆者は文系ながら、元々天文学科とかに漠然とあこがれていた。

しかし、高一の時に目が悪くなって、眼鏡を買う前の2ー3ヶ月間で黒板が読めなくなり、黒板に細かい字で書く数学教師の授業が全く理解できなくなった。

そのため数Iの成績がガタガタになり、文系志望に切り替えた。

だから理系の人にはあこがれというか、尊敬の意識がある。

インターネット関係の会社に出向したときに、勉強して初級シスアド資格を取ったので、今は理系の大学や高専などを出たばかりの学生並のシステムとかインターネットの知識はある。

しかしプログラムを書いている訳ではないので、シスアド受験当時はSQLをたたけたが、今や完全に忘れている。

初級シスアド資格は更新審査がなく、一旦取ったらそれっきりだが、理系の資格というのは、メインテナンスしないとすぐに役に立たなくなるということを実感する。

その意味でプログラムを組める人は尊敬してしまう。

この本ではプログラマーの上のSEのオタッキー(英語では"Techy"と言うのだと)な人々がマンガで紹介されている。

この本のなかで気に入ったものをリンク付きで紹介しておく。クリックしてよしたにさんのブログでマンガを見てほしい。

★理学と工学
理学部と工学部卒の差がわかるような気がする。

★結婚を後悔する男と結婚していない男
笑えるが、ウーム…。子供が生まれたらまた違うと思うけど。

★ソニーのデジカメの笑顔を撮る機能
たしかに昔はアイワというメーカーがありました。

★盗撮防止シールのセキュリティ
筆者は経験ないが、やはりエンジニアの訪問する場所(研究所とか)はセキュリティが厳しいんだな。

★彼女の誕生日はケータイのアラーム機能で記憶
言わなくても良いのに…。こんな真っ正直な人たしかにいるね。

★燃えるゴミが燃やすゴミに、燃えないゴミが燃やさないゴミに
気が付かなかったけど、この言い方は正確だ。

★人工イクラはひっくり返すと赤(油)が移動する
知らなかった。もっともこれはこの本には載っていない。

★理系の彼女さん
ブログで紹介されていないマンガもこの本には収録されている。よしたにさんは30歳を過ぎて未婚だが、「理系の彼女さん」というマンガも面白い。

彼女の前で実家から電話が掛かってきて、「彼女いない。いない」と言い切ったら、後で彼女から問いつめられ、「私のこと ほんとに好きなの?」と迫られる。

それで言った言葉が「それって 答え一択じゃない? いや もちろん好きだけどさ」。これで彼女が怒らないはずがない。

その他にも「理系が言ったこのひとこと」など、結構面白いマンガがあるが、この程度にしておく。

オタリーマンシリーズも現在読んでいる。同じ傾向のテーマで、登場人物も同じで楽しめる。

ぼく、オタリーマン。ぼく、オタリーマン。
著者:よしたに
販売元:中経出版
発売日:2007-03-15
おすすめ度:3.0
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女性漫画家が「キッパリ」シリーズや「ダーリンは外国人」シリーズとか、「日本人の知らない日本語」シリーズで、ヒットを飛ばしている。

よしたにさんは「ダーリン」とかと同じ様なユーモア派の売れっ子男性マンガ家だ。SEとマンガ家という貴重なキャリアーなので、是非両立させて、これからも面白い作品を書いて欲しい。


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Posted by yaori at 00:04│Comments(0)TrackBack(0) インターネット | マンガ

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