2010年06月07日

村上式シンプル英語勉強法 もう遅い なんてことは 絶対に ない

村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける
著者:村上 憲郎
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2008-08-01
おすすめ度:4.0
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元グーグル本社副社長・日本法人社長の村上憲郎(のりお)さんの実戦的英語勉強法。このブログでは「村上式シンプル仕事術」を紹介した

英語はいわば「2台めの自転車に乗る方法」だから、必要なことしかやらない。高額教材はいらない。英語を頭で考えず体に覚えさせる、というのが村上さんの英語勉強法の特徴だ。

英語が使えることが目標なので、村上さんの発想は参考になる。


村上さんの英語勉強法

村上さんの英語勉強法の骨子は次の5点だ。

1.英語を読む そのためには300万語読む
300万語は小説で30冊、ノンフィクションで15冊程度。読むときは「息継ぎをしない」というのがポイントだ。

たしかに途中で「息継ぎ」して他の本などを読むと、いままでの筋を忘れてしまうことがある。英語は集中して読め、というのが村上さんのメッセージだ。

2.単語を覚える そのためには毎日1万語を眺める
丸暗記ではなく、毎日眺めるのがポイント。

3.英語を聴く トータル1000時間 筋トレ感覚で聴く
テキストは見ず、ひたすら耳を鍛える。

4.英語を書く 「英借文」とブラインドタッチを身につける
英語は作文ではなく、タイプすることが「書く」ことだ。

5.英語を話す 
「あいさつ」、「依頼」、「質問」、「意思表現」、「相手の意向を聞く」の5パターンの基本表現を覚える。自分及び自分の関心事で100の英文を丸暗記。


村上さんも英語ができなかった

村上さんが英語を本格的に勉強しはじめたのは、31歳で日立電子から外資系のDECに転職した時だ。生まれて初めて海外旅行し、アメリカで研修を受けたが、全くしゃべれなかった。

帰国後も外人からの電話をわざと取らされたりで、コンチクショー!と思ったという。

それで絶対に英語を身につけてやると決心した。劣等感が、村上さんの英語上達の原動力だ。

筆者も村上さんと同じように、最初の海外旅行がアルゼンチンへの赴任だった。

いまでこそTOEIC945点だが、最初の海外赴任のために乗ったパンナム機で、米人スチュワーデスに「ミルク」が通じず、結局ビールを持ってこられた屈辱が筆者の英語上達の原点だ。

それ以外にも何度も、「もっと英語を上達してやる!」と思ったことがある。屈辱感と「絶対に英語をものにする」という強い意志が、英語上達の秘訣だ。

村上さんは、「もう遅いなんてことは、絶対に、ない。」、「誰でも、どこにいても、努力すれば、勉強すればいくらでも伸ばせる。それが英語だ。」と語る。まさにその通りだと思う。


英語を読む

英語を読むとは、英語を英語のまま(日本語に置き換えないで)、内容を英語で読むことだ。これが英語上達の第一歩だ。

何語を学ぶにも、日本語に置き換えないで考えることが必要だ。


単語を覚える

単語を覚えるためには、平日は3,000語、土日は1万語ひたすら眺める。眺めているうちに覚えるのだと。熟語、イディオムは捨てて良いと。

筆者はこのやり方はやったことがない。筆者は20年以上「タイム誌」を購読していた。わからない単語をハイライトしておき、後で辞書で調べるという作業をコツコツ20年間行った。

1ページに下手すると5も10も、わからない単語に出くわすという状態は最後まで変わらなかった。しかし、地道に辞書を引いて覚えたので、英語のボキャブラリーというよりは、適切な英単語の選択、いいまわしには絶対の自信がついた。

会話は誰でも一定期間勉強すればできるようになる。英語のうまい下手は、結局書いたものの勝負で、その決め手は絶妙な単語の選択ができるかどうかだ。

「タイム誌」を読んでいると、単語の選択にはほれぼれする。実に適切な単語を選択して、記事を書いているのだ。


英語を聴く

英語を聴く力は、「耳の筋力」で「知力」ではない。1日1時間 X 3年=合計1,000時間聴くのだと。

リスニングのおすすめとして、ダボス会議のサイトやCNN,Newsweekのサイトが紹介されている。

weforum








世界経済フォーラムのページでは各国語にその場で翻訳できる機能が付いている。

筆者が愛用しているaudiobookのサイトAudibleもおすすめだ。
audible






現在筆者はウェレン・バフェットの伝記、"The Snowball"を通勤時間に聞いている。全部で37時間という大作だ。

The Snowball






これまでバフェットのインベスターとしての公的生活しか知らなかったが、この伝記には私生活のことも多く書かれている。

正直バフェットという人は好きになれない。どこに旅行しても食べるのはハンバーガーとフレンチフライだし、ソニーの盛田さんのニューヨークの家に招待されたときは、出された15皿のスシを一口も食べなかった。中国にビルゲイツと経済ミッションで旅行したときも、食べるものはハンバーガー(かステーキ)とフレンチフライだけ。

家族はいるが、奥さんとは長年別居しているが、公的行事には奥さんと出席する。オマハの自宅に公認の愛人と住んでおり、公的行事に愛人と出席することもある。お母さんの家系は精神病の家系で、いろいろな人が自殺したり、発狂したりしている。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団に100億ドルもの寄付をして、アンドリュー・カーネギーの言葉通り、「富を持って死ぬことは不名誉である」を実践したが、それでも好きなタイプの人ではない。

もうすぐ37時間のオーディオブックを聞き終えるので、聞き終えたら内容を紹介する。


英語を書く

村上さんは「英作文は無理。英借文しかない」と気づいてから、すごく気持ちが楽になったという。英借文用のテンプレートをストックせよと。

筆者はいまでこそネイティブ並みの英文レターを書ける自信があるが、実は最初のピッツバーグ駐在の時に、大学でコミュニケーションを専攻した米人若手社員にビジネス文例集をつくってもらって、それがベースとなっている。

海外赴任する得意先の人にも、その文例集をコピーしてプレゼントしたら喜ばれたものだ。

その意味でも村上さんの「借文」は正しい考え方だと思う。

ちなみに村上さんは、借文よりまずタイプだと語る。ブラインドタッチをマスターすることが作文よりも前にすべきことだと。

そして内容よりレターのフォーマット(見栄え)が重要だ。英文レターは読みにくかったらダメ。米国はフォーマット重視の社会だと。

この点は筆者も賛成だ。筆者はまず英文レターを書くときは、フォントや行数を調整して1ページに極力全部収まるように書く。そしてパッと見て、そのレターが美しいかどうかを重視している。

内容も勿論だが、やはりレターは読みやすく、美しい方がよい。


英語を話す

英語を話すについては、日常英会話は5パターンしかない。つまり、

1.あいさつ

2.依頼する たとえば"Could you please..."とか、"Can I..."を自分の常套句にする。

3.何かを尋ねる

4.意思を伝える たとえば"I'd like to..."とか"I will..."とかの文例だ。

5.相手の意向を聞く たとえば"Would you like to..."や"Shall I...?"だ。

日常会話はこの5パターンのみというのが、村上流だ。

会話のもう一つのヒントは、どんな話でも自分の用意した100の話題に持って行くことだ。

英会話で最も難しいのは雑談だ。ビジネス会話なら話すことは大体決まっているので、慣れれば誰でもできるようになるが、雑談は教養と英語力の両方が必要だ。

普段から本や新聞・雑誌を読み、話のネタをストックしておき、それを小出しに使うのだ。

村上さんは、そのために100の話題を準備しろという。うまく相手を自分のペースに引き込み、あとは用意した100の話題から、TPOに応じて小出しにするのである。


以上村上さんの英語勉強法の5つのポイントを紹介した。実践的な英語勉強法で、誰でも効果が上がると思う。

筆者なりに一ひねりすると、これを是非通勤・通学時間に実践してほしい。

通勤電車に乗って思うのだが、本を読んでいる人はせいぜい2割くらいしかいない。あとはゲームかケータイ、あるいは寝ているかだ。

通勤・通学時間を有効利用することで、確実に他人に差をつけることができる。本を読んだり、オーディオブックを聴いたり、英単語を眺めたりすることで、選ばれた2割に入れるのだ。

時間は誰にも平等に与えられており、「継続は力なり」だ。通勤・通学時間などを有効利用して、村上さんやこのブログで紹介している英語勉強法を是非学んでほしい。


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Posted by yaori at 00:00│Comments(0)TrackBack(0) 勉強法 | 英語

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