2010年06月28日

ダーリンの頭ン中2 言語学の本といってもよい学習マンガ

ダーリンの頭ン中 2ダーリンの頭ン中 2
著者:小栗左多里&トニー・ラズロ
販売元:メディアファクトリー
発売日:2010-03-05
おすすめ度:4.0
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このブログでも紹介した「ダーリンの頭ン中」の続編。

ダーリンの頭ン中 英語と語学ダーリンの頭ン中 英語と語学
著者:小栗 左多里
販売元:メディアファクトリー
発売日:2005-03-04
おすすめ度:4.0
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トニーは最近はNHKのバラエティ番組「みんなでニホンGO!」にも出演していた。




今回は言語学の本と言ってもよいレベルの高さだ。

最初のイエスのジェスチャーが国によって違うという話は、話のネタとして面白い。

ブルガリアではイエスは首を横に振り、ノーは首を縦に振るという。

筆者は15年ほど前までは毎年アルバニアに行っていたが、アルバニアのイエスも、首を横に傾ける形だった。ブルガリアの横に振るというのも、アルバニアの首を横に傾けるというしぐさに近いのではないかと思う。

ダーウィンはイエス、ノーのジェスチャーを研究するために世界各国の宣教師に調査を依頼し、赤ん坊のおっぱいに対する反応から来ているという説を出したという。

アルファベットで要らない文字があるとか、キーボードの並びのQWERTYに対して、DVORAKというキーボード配列があるとか、言語オタクのトニーらしい話題が並ぶ。

エポニム」とは人の名前が言葉になったものだ。九官鳥は中国から九官という人が連れてきたから九官鳥という名前になったのだという。

合字」は〆(しめ)など「し」と「め」が組み合わさった物だ。"&"は"e"と"t"がk組み合わさった合字だという。

スプーナリズム」とは文字を入れ替える遊びのこと。「夏は暑いね」という代わりに「あつはなついね」というようなものだ。

"hypercorrection"(過剰修正)とは、「ベートーベン」を「ヴェートーヴェン」と直すように、間違いを直すつもりで、新たな間違いを犯してしまうことだ。

暦についてのうんちくも面白い。元々ローマ暦では10ヶ月しかなかったが冬の二ヶ月を付け足して12ヶ月にしたのだという。そしてシーザーの名前のユリウスをとって、Julyとし、アウグスティヌスの名前をとってAugustになったのだという。

またSeptemberは元々7,Novemberは元々9だったのが順番がくるって9と11になったので、トニーは間違いやすいという。

4時間起きて、20−30分寝るというUberman's Sleep Scheduleも紹介されている。Wikipediaによると、こういった仮眠法は軍隊で研究されているようだ。

エスペラント語の勉強をトニーが始めた話も面白い。エスペラント語は人造語だけに、発音とつづりが一致して、文法が単純で合理的でわかりやすいという。名詞は"o"で終わり、形容詞は"a"で終わるという。

マンガといっても、文字ばかりで今までのシリーズとは格段にうんちくが増えている。言語オタクのトニーの頭の中だけある。

マンガと思って読むとちょっとキツイかもしれないが、言語オタクのトニーの本と思うと納得できる本である。


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Posted by yaori at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) 趣味・生活に役立つ情報 | マンガ

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