今日の早朝2時までテレビでラグビーワールドカップの日本対カナダ戦を見た。

結果はニュースで報道しているとおり23:23のドロー。

後半ノーサイド直前まで日本が3点差でリードしていたが、最後に反則でペナルティゴールを決められ、野田首相ではないが、そのままノーサイド。
相撲取り並の重量フォワードのプレッシャーのために、ミスを相手の得点に結び付けられ、力負けしたトンガ戦に比べれば、日本代表ははるかに良い試合をしていた。
惜しいと言えば惜しい試合だが、日本が6割がた試合を支配し、敵陣でのプレーが続いているなかで、ドローに終わったのは今後に課題を残したと言わざるを得ない。
この試合を見ていて、日本代表はテストマッチ(国際試合)に「勝ち慣れ」していないのではないかという印象を持った。
ペナルティゴールを選択せずに、ゴールライン近くにタッチキックして、ラインアウトからトライを狙ってハネ返されたシーンが少なくとも2回あった。
日本代表のキャプテンはナンバー8の菊谷選手なので、ラインアウトに自信があったため、こういう決断をしたのだろうと思うが、国際試合でトライを取ることは、ゴールキックで点を取ることに比べて格段に難しい。
結果論ではあるが、日本が相撲取り並みの体格の強力なフォワードが揃っているトンガのようなチームならともかく、フォワードで互角のカナダ相手であれば、迷わずゴールを狙うことを決断していれば、あるいは勝てた試合だったかもしれない。
前半は17−7とリードしていたので、一気呵成に攻めるという戦法だったのかもしれないが、ワールドカップ勝利が目標なら、なりふり構わず着実に点を積み重ねて欲しかった。
以前のラグビーは強豪同士の試合だと、大体キックの点数で決まる、見ていて面白くない試合が多かったので、ルールが改訂されたわけだが、あの場面では得点になる可能性が大きいゴールを狙うことを選択しても良かったのではないかと思う。
ワールドカップで20年ぶりに勝利を逃した代償が、日本代表を世界で戦えるレベルまで鍛え上げたカーワンヘッドコーチの辞任とか、あまりに大きくならなければ良いのだが‥。
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