2011年11月19日

ホテル・ルワンダ ルワンダ内戦で難民を救ったホテルマンを描いた映画

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション [DVD]ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション [DVD]
出演:ドン・チードル
ジェネオン エンタテインメント(2006-08-25)
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ルワンダ内戦の時の実話を描いた映画。

2006年のアカデミー賞3部門にノミネートされ、その年の最優秀外国映画賞を受賞している。



舞台は1994年のアフリカのルワンダ。

恥ずかしながら、筆者はルワンダと南部アフリカのアンゴラの首都ルアンダと混同していた。

この話もてっきりアンゴラ内戦の時のルアンダのホテルの話だと思っていた。

筆者はアルゼンチンと米国に駐在した経験があり、40か国あまりの国に行ったことがあるが、アフリカはエジプトと南アフリカにしか行ったことがない。

今回の一件で、アフリカに対する無知を思い知らされた。

ルワンダの場所は地図を参照してほしい。コンゴ(旧ザイール)、タンザニア、ウガンダに囲まれた中央アフリカの小国で、隣国のブルンジとルワンダ・ブルンジと一緒にして呼ばれることが多い。

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出典:Wikipedia

ルワンダでは9割を占める多数派のフツと少数ながらドイツの植民地時代には支配階層だったツチ(いずれも部族ではないことがややこしいところだ)が、長年対立しており、1993年に一旦は停戦合意が成立して、国連の平和維持軍が派遣された。

しかし、1994年に大統領の飛行機がミサイルで撃墜され、大統領が死亡するという事件が起きてから、内戦が激化し、人口7百万人余りのルワンダで、ツチの人々が50万人以上虐殺されるというルワンダ虐殺が起こった。

この映画はそのルワンダ虐殺の時に、いわばシェルターとなったベルギー系のホテルのマネージャーの実話を描いている。

主演はオーシャンズ11などでおなじみの黒人俳優ドン・チードルだ。

映画のストーリーは例によって詳しく紹介しないが、ベルギー・サベナ航空が経営するオテル・デ・ミル・コリンのマネージャーが、反乱軍・政府軍両方と金や贈り物でうまくつきあい、ベルギー本社社長の政治力や国連平和維持軍の隊長であるカナダ軍司令官の支援を得て、1,000名以上の難民をホテルにかくまい、最後には無事脱出するというストーリーだ。

彼らの親戚・友人には殺されるものも続出し、フツのマナージャーはツチの妻に、自分が殺されフツがホテルを占拠した場合は、ナタで家族全員なぶり殺されるよりは家族を連れて屋上から飛び降り自殺するように告げる。

ハラハラする場面の連続で、フツだからという理由で急に偉ぶるホテル従業員や、フツの武力決起を扇動するラジオ、孤児を世話する赤十字の女性職員などが描かれており、印象に残る場面が多い。

ニック・ノルティが演ずる国連平和維持軍のカナダ軍司令官は、その後母国に帰って、PTSDを発病したが、現在は上院議員となっている。

アフリカの内戦を舞台にしたシリアスな映画ではあるが、映画を見た後の感動が深い満足感を与える作品だ。


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Posted by yaori at 10:19│Comments(0)TrackBack(0) ノンフィクション | 映画

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