エマニュエル・スウェデンボルグの霊界 マンガ版―私は霊界を見てきた!!
著者:エマニュエル スウェデンボルグ
中央アート出版社(2000-03)
販売元:Amazon.co.jp
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1688年生まれのスウェーデンの科学者で、50代まで科学者・政治家として活動し、50代半ばから霊能力者として活動したスウェーデンボルグの霊界著述のマンガ版。
スウェーデンボルグについては、次の絵が参考になる。
出典:本書8−9ページ
スウェーデンボルグは霊界で見聞、実体験したと語り、自分で体験したこと書いた「霊界日記」や「天界と地獄」など、多くの著作を残しており、これらはいまだに臨死体験では最も有名な作品である。
スウェーデンボルグの霊界日記―死後の世界の詳細報告書
著者:エマヌエル スウェーデンボルグ
たま出版(1992-10)
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天界と地獄
著者:エマニュエル スウェーデンボルグ
ミヤオビパブリッシング(2012-01)
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このマンガ版はスウェーデンボルグの霊界体験をわかりやすく説明しており、スウェーデンボルグの入門書としては最適と思う。
スウェーデンボルグが見てきたという霊界は次のような構造となっている。
出典:本書218ページ
つまり人間は死ぬと霊魂はまず精霊界に行き、ここである期間すごしたのち、あるものは霊界に行き、あるものは地獄界に行くことになる。
地獄界に行く人は、自ら欲するままに地獄界を選んで行くのだという。
霊魂はまず精霊界で暮らすが、霊界の太陽の光や霊流を自分の内部に吸収することができない人は、ひなたで暮らすことができず、次第に地獄界の火に惹かれ、凶霊たちに親しみを感じ、結果として地獄界に入っていくのだと。
地獄界の霊の源は欲望であり、自分自身の欲望を満足させるためだけに生きるのだという。
一方、霊界の最高領域がいわゆる天国・極楽であり、そこは美しさと輝きに満ち溢れ、一人の霊の幸福がすべての霊の幸福であり、すべての霊の幸福が一人の霊の幸福なのだと。
まるでラグビーの"One for all, all for one"のような世界だ。
不思議な話で、にわかには信じがたいが、霊界を見てきた男、史上最高の霊能力者の体験した世界をわかりやすく書いているので、霊の世界の入門編には良い本だと思う。
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