2012年11月14日

大富豪アニキの教え 成功哲学の基本はみな同じ 「本気でぶっちぎる」のみ

大富豪アニキの教え大富豪アニキの教え
著者:兄貴(丸尾孝俊)
ダイヤモンド社(2012-06-22)
販売元:Amazon.co.jp
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バリ島に住む関西弁の日本人大富豪に、うだつの上がらない年収295万円のサラリーマンの鈴木一郎(いっちゃん)が数度にわたって教えを乞うという寓話のような本。99%実話だという。「大富豪アニキ」のサイトもあり、こちらに主要な教えが紹介されているので、参照願いたい。

アニキを呼ばれる丸尾孝俊さんは、ホームページやFacebookアカウントも持っている。

アニキは母と離別し、家が貧しくて中卒で”アンパイ”と考えていた自衛隊を受験したが、不合格だったので看板屋の丁稚として働き、夜や土日は副業で稼ぎ、ふとしたことからバリ島で担保に取った不動産が高く売れ、不動産業など30あまりの会社を持ち、5,000人余りを雇う大富豪となったという経歴の持ち主だという。

この本の帯には「やばいで、オレ人生を変えるとんでもない秘密をバラしてしもうた」というアニキの口癖が載っている。

この本の教えは単純に言うと「必死のパッチ」(必死でということ。パッチはももひき。単に強調語として使い、意味はない)で、「本気でぶっちぎる」ことができれば、生まれつき持っている才能やお金に関係なく、誰でも成功できるということだ。

たとえば暴走族のOBは社長になったヤツがいっぱいいるという。普通の会社に就職難しいので、自分で独立して社長をやらなければならなかったという事情もあるが、「本気が炸裂!」、「根性が強烈!」なのだと。

以前紹介した「夢をかなえるゾウ」と似たような感じだが、「夢をかなえるゾウ」の方ファンタジックながらも成功法則の具体策が多く紹介されており、このアニキの方はもっと基礎的な心構え編というところだ。

アマゾンのカスタマーレビューでは、「『夢をかなえるゾウ』の『ガネーシャ』のモデルらしいですが」と書いている人が多いが、真偽のほどはわからない。

夢をかなえるゾウ 文庫版夢をかなえるゾウ 文庫版
著者:水野敬也
飛鳥新社(2011-05-20)
販売元:Amazon.co.jp
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アニキの教えはシンプルだ。次のアニキの言葉に集約されている。


一日14時間働く

「いろいろな『成功法則』とか呼ばれとるものがあるかもしれんけど、結局な、『本気でぶっちぎる』ことができたら、生まれつき持っている才能やお金に関係なくな、誰でも成功できるんやで」

だから「リミッター」をはずせと。一日14時間、週7日間働くのだと


年がら年中仕事のことについて考える

そして年がら年中仕事のことについて考える

「『誰も見ていないところで、その仕事について思い入れている時間を長く持つこと』を繰り返すと、『工夫』がたくさんできるようになる。そうするともっと良い仕事ができて、もっと仕事が増えて、だから、たくさん稼げるようになる。」

といった具合だ。

マンガ家の手塚治虫も、『仕事に思い入れている時間』が長かったという。しょっちゅう徹夜して、平均睡眠時間は4時間、息を引き取る最後の言葉が、「となりの部屋へ行くんだ。仕事をする。仕事をさせてくれ。」だったという。だからマンガの神様と言われるようになったのだ。


あきらめないで、一所懸命(一生懸命ではない)

『天職』は、仕事を選んだ時点ではわからない。5年から10年本気で仕事を続けてみて、ようやくわかるものだと。アニキは転職するかどうかでフラフラしているいっちゃんに今の仕事に集中して取り組むようにアドバイスする。

ハリー・ポッターシリーズを書いたJ.K.ローリングは、昔は教師をやっていたが、夫と離婚して娘を連れて家を出て、生活保護を受けて暮らしていた。

5年間かけて「ハリー・ポッター」を書き上げたが、どこの出版社も長すぎるとして取り上げなかった。たまたまブルームズベリー出版の編集者が8歳の娘に読ませたら、『お父さん、これ、ごっつい、面白いよ!』というので、出版したら全世界で4億部売れ、J.K.ローリングはあっというまに大富豪になった。

ハリー・ポッターシリーズ全巻セットハリー・ポッターシリーズ全巻セット
著者:J. K. ローリング
静山社(2008-07-23)
販売元:Amazon.co.jp
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生活保護を受けているシングルマザーだったのに、あきらめずに5年間小説を書き続けた。その結果として、大富豪になれたのだ。


「縁つなぎ」が成功の秘訣

トップセールスマンと呼ばれる人は、親身になって「縁つなぎ(紹介)」をする。医者の紹介を頼まれれば、名医を紹介し、進学に悩んでいる人には学習塾を紹介するなど、車とは関係のないことでも世話を焼く。

「相手を自分ごとのように大切にする心」を持って、相手のために行動を起こすことで、「つながり=ご縁・絆」が生まれる。

そうやって「与え続ける」ことによって「神様預金」をため、いずれ、どこからか、誰かから、必ず返ってくる。

だから、毎回「ボーボー(意味はない強調語)『ご縁つなぎ』をやっている人」のもとに、後々大きな話がやってくるのだと。


継続こそ力

いっちゃんが学んだアニキの教えで、最も重要なことは、「アニキの教え」を継続することだ。継続することが最も難しい。

アマゾンのカスタマーレビューでは、★一つのレーティングで「これはバリ島やオンラインでの成功法則セミナーへ誘導するためのフロントエンド商品の一つです。(集客および個人情報収集が主な目的)」というようなことを書いている人がいる。

たとえそうであっても、そのセミナーでアニキの教えに従ってやる気になり、一日14時間働き、常に仕事のことを考え、相手のことを思って「縁つなぎ」すれば、成功の確率は上がると思う。

別にアニキの肩を持つわけではないが、きっかけは何でもよいのだ。だから「成功セミナーのフロントエンド商品です」と決めつける必要はないと思う。

前回紹介したノーベル賞を受賞した山中教授が恩師のUCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)のグラッドストーン研究所のメーリー所長から学んだこともVW(ビジョン&ワークハード)だ。

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた
著者:山中 伸弥
講談社(2012-10-11)
販売元:Amazon.co.jp
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当たり前のことしか書いていないが、当たり前のことを継続するのが難しく、それゆえ、こういう本が人気が出るのだと思う。

成功の道筋は同じなのだ。このブログで紹介した松下幸之助の言葉を元側近の江口克彦さんがまとめた「成功の法則」で、松下幸之助は次のように言っている。

「きみなあ、成功の道というものは、いろいろの行き方があるけどね。でも結局のところ、おおむね同じじゃないかと思う。多少の違いはあっても、成功の道すじ、軌道というのは、だいたいにおいて決まっている。いわば共通性があるということや」

成功の法則―松下幸之助はなぜ成功したのか (PHP文庫)成功の法則―松下幸之助はなぜ成功したのか (PHP文庫)
著者:江口 克彦
PHP研究所(2000-12)
販売元:Amazon.co.jp
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異論がある人もいるかもしれないが、人生を変える何かのきっかけが欲しい人には良い本だと思う。


参考になれば投票ボタンをクリック願いたい。




Posted by yaori at 20:04│Comments(0)TrackBack(0) ビジネス | 成功哲学

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