2012年11月16日

下町ロケット やっぱりベストセラー小説はバツグンに面白い!

下町ロケット下町ロケット
著者:池井戸 潤
小学館(2010-11-24)
販売元:Amazon.co.jp
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なにかの本に紹介されていたので読んでみた。

いままで池井戸さんの小説は読んだことがなかったが、他の池井戸作品も読んでみようと思わせる出来の作品だ。抜群に面白い。

2010年出版の本だが、いまだに人気があるようだ。町田図書館では41冊蔵書があるにもかかわらず、20人が予約待ちの状態だ。

いつも通り小説のあらすじは詳しく紹介しない。

東京都大田区の町工場街にある、佃製作所の社長の佃航平は、元・宇宙航空科学開発機構(JAXA)のロケット開発主任だったが、宇宙ロケット打ち上げ失敗の責任を取って、実家の町工場を継ぐ。

実家の町工場では小型エンジン用のバルブを製造していたが、大口客先との取引を失って赤字転落した上に、大手メーカーから特許侵害による巨額の損害賠償訴訟を起こされ、先行き不安になっていたところ、運よく特許訴訟のエクスパートの弁護士が見つかる。

弁護士のアドバイスで、今まで取得していた特許の周辺特許まですべて抑えるという特許戦略に転換すると、思わぬ大魚が釣れる。

日本の宇宙開発を代表する「帝国重工」の宇宙ロケット開発部隊だった。帝国重工は自社開発のバルブの特許を申請したところ、佃製作所の特許があるために特許が認められなかったのだ。

ロケットはバルブを多数使用する。佃製作所の特許がないと帝国重工は世界の宇宙ロケット開発競争で優位に立てないことがわかった。

帝国重工の財前宇宙航空部宇宙開発グループ部長は赤字経営の佃製作所に乗り込み、バルブの特許を20億円で買いたいと持ちかけるが…。

「佃品質、佃プライド」を合言葉に、自社部品を供給してロケットを飛ばすという夢を実現したい佃と、ライセンス料を払ってキーコンポーネントは内製したい帝国重工のせめぎ合い。

佃の製品にケチをつけて、あわよくば不合格にしたい帝国重工の監査チームに、佃の元銀行員の財務責任者が通告する。

「なにか勘違いされていませんか、田村さん」、「そんな契約などなくても、我々は一向に困ることはありません。どうぞ、お引き取りください」…

町工場の職人が手作業でつくる部品は、大手メーカーの機械でつくる製品よりはるかに品質が勝っていた。ところが、思わぬことが起こる…。

この小説はWOWWOWでドラマ化されている。映画化に適した作品だ。

池井戸さんが自ら語っているビデオがYouTubeで公開されている。自分は登場人物全員になりかわって、感情移入して書いているのだと。主な登場人物のプロフィールなども紹介されている。



大変楽しめる是非おすすめしたい本である。


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Posted by yaori at 00:22│Comments(0)TrackBack(0) 小説 | 池井戸潤

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