2012年12月15日

希望ヶ丘の人びと 重松清さんのニュータウン小説

希望ヶ丘の人びと希望ヶ丘の人びと
著者:重松 清
小学館(2009-01-16)
販売元:Amazon.co.jp

重松清さんの、ニュータウンを舞台にした家族小説。

重松さんの小説を読むのは初めてだが、面白い小説だった。

小説のあらすじは詳しく紹介しない。

39歳で中学教師の妻をがんで亡くした2児の父のサラリーマンが、脱サラしてフランチャイズ制の「栄冠ゼミナール」学習塾経営者となり、亡くなった妻の故郷のニュータウンに転居する。

いじめや、モンスター・ペアレントに出会い、受講者不足で経営危機にも見舞われながら、亡き妻の同級生に様々な形で助けられ、親子3人で生き抜いていくというストーリーだ。

途中で「三匹のおっさん」のようなストーリー展開となっていくところも面白い。

三匹のおっさん (文春文庫)三匹のおっさん (文春文庫)
著者:有川 浩
文藝春秋(2012-03-09)
販売元:Amazon.co.jp

重松さんはエーちゃん(矢沢永吉)ファンなのかもしれない。

GOETHE (ゲーテ) 2012年 09月号 矢沢永吉GOETHE (ゲーテ) 2012年 09月号 矢沢永吉
幻冬舎(2012-07-24)
販売元:Amazon.co.jp

途中で、エーちゃんファンじゃないとわからないような、コンサートでタオルを上に放り投げるシーンも出てくる。

矢沢タオル投げはビーチタオルが必要なのかもしれないが、楽天で見つけられなかったので、ハンドタオルを載せておく。これと同じ柄のビーチタオルがあるはずだ。

矢沢 ハンドタオル 黄 新品

海側は工場地帯で、海側にあるのがガラが悪い湾岸中学。高台にある希望ヶ丘中学は首都圏に通うサラリーマン家庭中心の出来の良い中学で、それぞれの交流はまったくないという設定だ。

この対照的な二つの中学出身者が話をつくりあげていく。

ニュータウンを舞台とした小説だが、堺屋太一さんの「エキスペリエンツ7」のように、リタイア組が主人公ではないので、団塊世代ではない人も感情移入が可能だと思う。

エキスペリエンツ7 団塊の7人〈上〉 (日経ビジネス人文庫)エキスペリエンツ7 団塊の7人〈上〉 (日経ビジネス人文庫)
著者:堺屋 太一
日本経済新聞出版社(2008-12)
販売元:Amazon.co.jp

単行本だと500ページものボリュームだが、一気に読める。楽しめる本である。


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Posted by yaori at 13:40│Comments(0) 小説