2012年12月17日

99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ
著者:河野 英太郎
ディスカヴァー・トゥエンティワン(2012-03-12)
販売元:Amazon.co.jp

日本IBMのコンピテンシー開発担当マネージャーの河野英太郎さんの本。タイトルが良いこともありベストセラーになっているようで、本の帯には15万部突破と書いてある。

河野さんは1973年生まれ。東大文学部卒で水泳部の主将だったという。1997年に新卒で電通に入り、外資系コンサルタント経由、2002年にIBMに入社した。

この本では、次の8章にわけて、それぞれ10前後のコツを紹介し、合計で77のコツを紹介している。

1.報連相のコツ

2.会議のコツ

3.メールのコツ

4.文書作成のコツ

5.コミュニケーションのコツ

6.時間のコツ

7.チームワークのコツ

8.目標達成のコツ

アマゾンのなか見!検索に対応しているので、ここをクリックして、目次を見てほしい。言われてみると当たり前だが、自分ではなかなか気が付かないポイントが挙げられていて参考になると思う。

筆者がすぐにでも取り入れようと思った点は次のようなコツだ。

1.自信があるようにふるまい、流れるような説明をする(報連相のコツ)
筆者はよくeラーニングで講師をする。自信をもって話すと、たしかに与える印象が全然違う。たとえば原稿をチラチラ見ながら話すのは印象が悪い。これは"Priming(呼び水)"効果という先入観を利用するものだという。

2.聞かれたことに答える(報連相のコツ)
これも重要なポイントだ。筆者は社外専門家・有識者が出席する会議で報告することがある。部外者との会議に限らないが、特に部外者が入った会議で重要なことは、この「聞かれたことに答える」点だ。案外できていない人が多いものだ。

3.「とりあえず」ではなく「まず」と言ってみる(報連相のコツ)
「とりあえずビール」とつい言ってしまうが、今度は「まず」と言ってみよう。自分の行動にもポジティブな影響があるだろうと河野さんはいう。

4.完成した仕事(コンプリーテッドスタッフワーク)を追求する(報連相のコツ)
要は「○○はどうしましょう?」と聞くのでなく、「選択肢はA,B,Cですが、○○の理由でCが良いと思います」と報連相することだ。

5.会議の1/8の法則(会議のコツ)
所要時間、参加人数、開催頻度それぞれを1/2にすると、会議時間は当初の1/8になる。

6.一人称は「私」にする(メールのコツ)
「小職」、「弊職」、「下名」などは官僚言葉で、本来の私ではない誰かというニュアンスで受け取られかねないという。

7.KISSを心がける(文書作成のコツ)
KISSとは"Keep it short and simple(stupid)"の略だ。このブログで紹介したカーネギーメロン大学の金出さんや、将棋の羽生さんもKISSを強調している。守るべきは「ワンスライド、ワンメッセージ」のルールだと。

8.ポイントは3つにまとめる(文書作成のコツ)
「不毛地帯」のモデルとなった瀬島龍三さんは、普段は温厚な人だったが、報告書の冒頭に「3点でまとめた要点」がないと、烈火のごとく怒ったという。

不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))
著者:山崎 豊子
新潮社(2009-03)
販売元:Amazon.co.jp


9.一貫して同じ言葉、表現を使う(文書作成のコツ)
よくあるのは平成○○年と西暦201○年が混在している例。違う言葉で言い換えず、一貫して同じ言葉・表現を使うのが文書の完成度を高めるコツだ。

10.英数字は半角を使用する(文書作成のコツ)
これも考えさせられる指摘だ。全角英数字は縦書きのみに使用するべきだという。その理由は、A.グローバル標準で全角はありえない、B.全角英数は見た目がスマートでない、C.基準を統一できないからだという。

筆者はある時点から数字には全角を使用している。全角の方が読みやすいと考えたからだが、考えさせられる指摘である。今後見直そうと思う。

11.紙資料は保管しない(文書作成のコツ)
考えさせられるポイントだ。紙資料しかない場合は、スキャンしてPDF化するという。

12.早朝型を試してみる(時間のコツ)
上位職になると、早朝に仕事をしている人の割合は大きく増える。
河野さんは、学生時代から部活の朝練で、4時台に起きていたという。たしかに東大の水泳部は本郷のプールで朝6時台から練習している。そのおかげで、現在も4時台に起きて7時まで仕事をして、家事・育児をすませて出社するのだという。

13.自分のために人を育てる(チームワークのコツ)
ピーター・ドラッカーは、「人に教えることが最大の喜びである」と言っていたという。まさに「情けは人のためならず」(誤用でなく、本来の意味)である。

この本がベストとは思わないが、役立つ本だと思う。

こういったコツやヒントは、すぐに取り入れるのに限る。まずはここをクリックして、なか見!検索で目次を読んで、気に入ったコツがあればさっそく取り入れてほしい。


参考になれば投票ボタンをクリック願いたい。






Posted by yaori at 23:46│Comments(0) 趣味・生活に役立つ情報 | ビジネス