2013年11月25日

小沢一郎 淋しき家族の肖像 どこまでが真実か不明の暴露本

小沢一郎 淋しき家族の肖像
松田 賢弥
文藝春秋
2013-06-12


「角栄になれなかった男」など小沢一郎に関して何冊も暴露本を出しているフリージャーナリスト・松田賢弥さんの本。



松田さんは週刊文春でも小沢一郎の暴露記事を書いている。

特に、この本の冒頭に引用されている小沢一郎の妻・和子さんの支持者に宛てた手紙(離縁状)は週刊文春でも暴露され、政治家小沢一郎には相当なインパクトを与えるものだ。

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出典:本書10〜11ページ

この手紙は6ページ余りにわたって掲載されている。また、週刊文春WEBには手書きの手紙のコピーが掲載されている。

上記で紹介した最初の部分に結論が出ている。

「このような未曾有の大災害にあって本来、政治家が真っ先に立ち上がらなければならない筈ですが、実は小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。岩手で長年お世話になった方々が一番苦しいときに見捨てて逃げ出した小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚しました。」

強烈な手紙である。

それと次の段落で、小沢の隠し子のことが触れられている。3年付き合った女性との間の子で、その人が別の人と結婚するから引き取れと言われ、和子さんと知り合う前から付き合っていた●●●●という女性に、一生毎月金銭を払う約束で養子にさせているのだと。

そして、和子さんが小沢に罵倒された言葉も引用されている。

「あいつ(●●●●)とは別れられないが、お前となら別れられるからいつでも離婚してやる」

伏字になっている部分は、実名が入っているという。

本当の手紙なのか、あるいは捏造(ねつぞう)なのか、にわかには信じられない。

小沢一郎が松田さんや週刊文春を名誉棄損で提訴したという話は聞いていない。

隠し子の話が唐突に出てくることなどから、筆者にはガセはないかという気がするが、本当に離婚しているなら、いずれわかるので、現状では判断は差し控えたい。

「放射能が怖い」という部分はまさにガセの可能性が高いと思うが、隠し子の話は本当なのかもしれない。

うがった見方だが、一部真実が含まれているので、小沢一郎も名誉棄損で訴えられないという事情があるのかもしれない。

先日の最高裁判決で、民法で非嫡出子の遺産分与が嫡出子の1/2となっていることが違憲という判決がでて、衆議院ではこれを規定している民法900条の該当部分を削除する改正案を可決し、議案を参議院に送った

法案に反対する国会議員からは、日本の家族制度が崩壊するという意見が出されたという。

なぜ非嫡出子の遺産分与を嫡出子と同じにすると、家族制度が崩壊するのか、ロジックがにわかには理解できなかったが、この本を読んでなぜ国会議員が騒ぐのかわかったような気がする。

小沢一郎に本当に婚外子がいるのかどうかはわからないが、一部の政治家や資産家が一番影響を受ける可能性が高い。民法を改正しても、一般市民にはほとんど影響がないだろう。

この本には小沢一郎が田中角栄の5歳で肺炎のため亡くなった長男と同い年だったとことから、「他人とは思えない」ということで、田中のバックアップを得たことや、建設省人脈やゼネコンを徹底的に使った小沢流選挙術などが紹介されている。

どれだけ真実が含まれているかどうか、判断できないところだ。

いくつかの真実を含んだキワモノと思って読んでみると良いと思う。


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Posted by yaori at 23:32│Comments(0)TrackBack(0) 自叙伝・人物伝 | 政治・外交

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