2014年07月04日

運のいい人に好かれる50の方法 中谷彰宏さんの成功哲学

運のいい人に好かれる50の方法
中谷 彰宏
ダイヤモンド社
2005-03-04


先日中谷彰宏さんの講演を聞いたので、著書をいくつか読んでみた。

この本は860冊(今はもう900を超えているのかもしれない)あるという中谷さんの2005年の作品だ。

2005年の時点で、ダイヤモンド社からは「なぜあの人は…のか」シリーズなど、約120冊の著書を出版している。

中谷さんはさすが元CMプランナーだけに、自らのスタイルを大事にしている。たとえば、すべての著書に共通して、「この本は、3人のために書きました」という冒頭言を書いている。

ちなみに、この本はつぎの3人のために書いたという。

1.運のいい人に、なりたい人。
2.運のいい人に、出会いたい人。
3.運のいい人に、好かれたい人。

裏表紙にはAとNをシンボル化したマークと、「Move Your Heart」というキャッチフレーズを掲げている。

中谷さんの他の本と同様に、1時間弱で簡単に読める。

運のいい人に好かれる、というか、自分で運を引き寄せる、あるいは自分は運がいいと思い込む心の持ち方をコーチングしている。

50の方法はそれぞれ、すぐにも実行可能なものばかりだ。全体を通して中谷さんの感受性のするどさ、中谷さん自身が「デリカシー」と呼んでいるものが伝わってくる。

中谷さんの主張を一言でいうと、成功哲学でよくいわれる「Positive Mental Attitude」(PMA)に尽きる。

PMAの代表作が、最近文庫化された世界的ベストセラー・ナポレオン・ヒルの「Think and Grow Richー思考は現実化する」だ。

思考は現実化する〈上〉
ナポレオン・ヒル
きこ書房
2014-04-10



この本で印象に残った点を紹介しておく。

★会っていきなり、ムカついた体験談をしない。

人に会うと、最初にネガティブな話をする人と、ポジティブな話をする人の2種類がいる。

ムカつく話はマイナスの連鎖を引き起こす危険がある。だから、最初はポジティブな話をするのだ。

初めから、「この前、こんな嫌なことがあった…」などという話はしないのだ。


★食べ終わったテーブルにその人の精神状態が出る。

人が集まってくる人の食べた後はきれいで、人が寄り付かない人の食べた後は汚い。

ただ汚れているだけではなく、悪い波動が漂っている。一方、人が集まってくる人の食べた後は、きちんと割り箸が置かれている。

その人の隠せない素顔が、そこに出てしまうのだ。

汚いままにする人は、それを誰かが、かたずけるということが思い浮かばない。サービスをしてもらっているという感謝の気持ちもない。


★ネガティブな言葉は、1回まで。2回言わない。

まさにPMAだ。ネガティブな話をすると、自分の思いまでネガティブになる。

悪口を言ったら、必ずフォローしよう。


★「高ければ高いほどよい」という人は、ものの値打ちがわからない。

これは大変参考になった話だ。一番高いものは、実は一番いいものではない。

一番高いものを一番いいものにしないのは、お店の人はそのものに対して愛情があるから、本当にモノの値打ちがわかる人に持ってもらいたいのだ。

一番高いものは、値打ちのわからない人が買う。

そういう人には一番いいものは売りたくないから、一番高いものは一番いいものではないものを、わざわざ置いておくのだ。

本当に値打ちのわかる人は、値段に振り回されずにきちんと見る。

「一番高くないけど、こっちのほうがいい」と選べる力を持っているのだ。

特にワインはそうだという。

「一番高いワインを持ってきて」というお客様には、こだわりは何もない。一番高いものは、ただ店が儲けるために用意してあるだけだ。

ホテルでも、一番高い部屋は、ただ儲けのために置いてあるのだ。


★「…は間違っている」という人の話は、聞かない。

「…は間違っている」という話から始める人の話は聞き流せと。聞いても何のプラスもない。自分のプラスになる話を聞けばよいのだ。

間違いのなかにヒントはない。その人のユニークなところ、面白いところ、ヒントになるところを見つけるのだ。


というように50の例が紹介されている。

1時間でゆうゆう読める。

松下幸之助の「道をひらく」のような、人生訓的な重みはないけれども、軽く読めて頭にスッと入る。

道をひらく
松下 幸之助
PHP研究所
1968-05



2005年の本なので、もう本屋には置いていないと思う。もよりの図書館で、この本に限らず、中谷さんの書いた本を手に取って、パラパラとめくってみることをおすすめする。


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Posted by yaori at 23:41│Comments(0)TrackBack(0) 中谷彰宏 

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