2014年11月04日

学校の先生が国を滅ぼす 国旗掲揚・国歌斉唱をサボタージュする教員

学校の先生が国を滅ぼす
一止羊大
産経新聞出版
2009-10-31


大阪市で平成10年から12年にかけて小中高一貫の障害児学校の校長を経験した一止羊大(いちとめ・よしひろ・ペンネーム)さんの本。一止さんは、最近でも時々、MSN産経ニュースの「解答乱麻」というコラムに、「はだしのゲン」などについて寄稿している。

一止さんは「反日教育の正体」という本も出している。



アマゾンに載っている産経新聞出版による本の紹介が良くできているので紹介しておく。

産経新聞の名物コラム「産経抄」あてに一冊の自主製作本が送られてきた。学校内での国旗、国歌指導の実態を知ってもらいたい-。そんな思いで、大阪府の元公立学校校長が綴った赤裸々な体験談だ。

着任したばかりの校長にあいさつすらさせない職員会議。入学式や卒業式の国旗掲揚、国歌斉唱は「戦争賛美だ」と決めつけ、「多数決を尊重しろ」と団交を繰り返す教職員たち。

校長を誹謗中傷する文書が保護者にも大量にまかれ、自宅にまで脅迫じみた電話がかかってくる…。とても教育者の集まりとは思えない学校現場の実態。

「あの本を読みたい」「書店では手に入らないのか」。コラムで紹介した産経抄担当者あての電話は鳴りやまなくなった。

産経新聞出版では、この幻の書「学校の先生が国を潰す」を読みやすく再編集、タイトルも「学校の先生が国を滅ぼす」と改め、一般書籍として発売することになりました。

ジャーナリストの櫻井よしこさんは、解説の中で、次のように述べています。

「私は日本の教育が直面する問題について、年来の取材を通じて或る程度理解していたつもりだった。だが、そのような考えが如何に甘かったか、実際の教育現場は想像を絶した真っ只中にある、と突き付けたのが本書である」

目次
第1章 「職場民主主義」の実態

第2章 背後に潜む政党の影

第3章 国旗・国歌法が制定されても

第4章 それは指示か、職務命令か

第5章 相も変わらず懲りない面々

解説・櫻井よしこ そしていま、私たちは、民主党政権の誕生を見た。

アマゾンの本の売り上げ順位 244,204位というマイナーな本にしては、32ものカスタマー・レビューが寄せられている。高評価のものが多いが、1のものもいくつかある。

この本の内容は卒業式、入学式等の学校の正式イベントで、国旗掲揚、国歌斉唱を行うことへの教員の執拗な反対、妨害行為を、当事者の校長自らが細かく記録したものをまとめたものだ。

学校の民主的運営とは、教師と校長・教頭ら管理職とは同等で、職員会議によって多数決で決められるべきだと主張する教員。

これに対して、校長は管理職であり、教員は校長の指導・命令に従わなければならないと当然主張。

さらに、校長が職員会議を開催の指示を出すが、校長は必ずしも職員会議の決定には拘束されないと、校長は主張する。

国旗掲揚、国歌斉唱は文部省の指導要綱にも含まれ、平成11年には「国旗及び国歌に関する法律」も成立した。

これに従うのは当然と主張する校長に対して、式次第から国歌斉唱を省いて印刷したりして、執拗に抵抗する教員。

この本が出た後でも、大阪では一部の教員によるサボタージュにより国旗掲揚・国歌斉唱が徹底できなかったため、平成23年には大阪維新の会が主導して、「大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例(平成23年大阪府条例第83号)」が制定されている。

法令・条例でのけりはついているが、この本で紹介されている執拗な教員の反・日の丸、反・君が代の姿勢からすると、はたして今は実態はどうなったのか気になるところである。

ちなみに、この本では勤務時間中の組合活動を問題にすると、教師が「なにわ方式を知らんのですか」と言いだしたこと、教育委員会も認めていたことを暴露している。

「なにわ方式」とは、組合に出席するさい、年休届を出さなくて良いという教育委員会との取り決めで、一応届けを出して後で破り捨てる。いわゆる『破り年休』だという。教育委員会は、非公式には存在をみとめたものの、問題が明るみに出ると否定している。

「この状況が日本の教育現場で、再生産されながら、何十年も続いていること」、「この本に書いたことは、程度の違いはあってもわが国のどの公立学校でも普通に見られる現象だ」と著者の一止(いちどめ)さんは語る。

本当にそうなのだろうか?今はさすがにこんなことはないことを願いながら、この本を紹介しておく。


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Posted by yaori at 23:13│Comments(0)TrackBack(0)ノンフィクション | 教育論

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