2016年02月07日

海辺のカフカ 1Q84の原型がここにある

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社
2005-02-28


村上春樹作品をいくつか読んでいる。

出世作の「ノルウェイの森」の次は「海辺のカフカ」を読んだ。

「1Q84」のパラレルワールドのようなストーリー展開だ。

田村カフカという中野区に住む中学3年生の少年が主人公で、もう一つのストーリーは同じく中野区に住むナカタという猫と話せるが、知的障害のある老人が中心人物だ。

カフカはもちろん小説家フランツ・カフカの名字で、チェコ語で「カラス」の意味だという。

変身 (新潮文庫)
フランツ・カフカ
新潮社
1952-07-28


少年の別人格として「カラスと呼ばれる少年」も、内なる声としてストーリー展開に重要な役割を果たす。

ナカタ老人が少年の時に記憶力を失った事件に、UFOが絡んでおり、次の「未知との遭遇」のビデオの最後の場面を思わせるような、行方不明になった旧日本軍人が現れる展開もある(次はスペイン語吹き替えバージョン)。



この作品はまだ映画化されていないが、蜷川幸雄さんが舞台化している。



カフカ少年が家出をして、夜行バスで高松に来る。図書館の司書と親しくなって、彼の隠れ家にかくまってもらう。そのあとナカタ老人もトラックをヒッチハイクして、高松に来る。

ナカタ老人を乗せたトラック運転手が、仕事を放りだしてナカタ老人に付き合い、高松で「入口の石」探しに協力する。

パラレルワールドの入口だ。

猫殺しのジョニー・ウォーカーや、「入口の石」のありかを教えるカーネル・サンダースも出てくる。音楽は、プリンスやシューベルトのピアノソナタ第17番などが出てくる。

ファンタジックな、引き込まれるストーリーだ。

大変楽しめる作品である。


小説のあらすじはいつも通り詳しくは紹介しないので、雑駁なあらすじ紹介となったが、参考になれば投票ボタンをクリック願いたい。



Posted by yaori at 00:07│Comments(0)TrackBack(0) 小説 | 村上春樹

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