2017年05月27日

カエルの楽園 改憲への呼び水となるか?

カエルの楽園
百田尚樹
新潮社
2016-02-26


ベストセラー作家の百田尚樹さんの風刺小説。このあらすじを書くためにネットで検索してみたら、櫻井よしこさんが、オフィシャルサイトで「現行憲法擁護派への痛烈な批判である百田氏の著書を読み現実を見る力を」という題で、紹介していた。

小説のあらすじはいつも通り詳しく紹介しない。

平和だった祖国を体の大きなダルマガエルに奪われたアマガエルのソクラテスは、友人のロベルトと安住の地を求めて旅にでた。

長い旅の末、たどりついたのが、アマガエルとはほぼ同じ大きさのツチガエルの国ナパージュだった(JAPANの逆さ読み)。

この国には「三戒」があった。「カエルを信じろ」、「カエルと争うな」、「争うための力を持つな」の3つだ。

ナパージュの崖の下には体の大きいウシガエルが大量に住んでいたが、ナパージュはこの三戒のために守られているのだという。

ナパージュの人々は集まって「謝りソング」を歌っていた。

「我々は、生まれながらに罪深きカエル
すべての罪は、我らにあり
さあ、今こそみんなで謝ろう」

昔多くのツチガエルが殺されたというナポレオン岩場には、次のような石碑があった。

カエルの楽園
















出典:インターネット検索、本書44ページに百田さん画の原画あり

ソクラテスたちは、ナパージュのカエルが昔、隣国エンエンのカエルにひどいことをしたらしいと思い込んでいることを知る。ウシガエルたちも、ナパージュのカエルにひどい目にあわされたと言っているらしい。

また、ナパージュは「三戒」によって守られているのではなく、実際には、年老いてはいるが、力の強いワシのスチームボートによって守られてきたことを知る。

やがてスチームボート排斥運動がおこり、スチームボートが去ると、……。

といったストーリーだ。

読む前から予想していた筋書き通りの本だ。

百田さんのお友達の安倍首相が2020年改憲を公式に発表した。





賛否両論があると思うが、一度は正式にこの問題を国民として討議して決を採るべきだと思う。

改憲への呼び水となるか?「カエルの楽園」


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Posted by yaori at 23:42│Comments(0)TrackBack(0)小説 | 百田尚樹

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