2020年04月30日

GACKTの勝ち方 あの連勝は努力とアンビションの賜物だ

GACKTの勝ち方
GACKT
サンクチュアリ出版
2019-08-09



正月番組の「芸能人格付けチェック」で62まで連勝記録を伸ばし続けているGACKTの初のビジネス書。



GACKTの曲は聞いたことがないが、あの番組に連続して正解しているので、前から気になっていた。

GACKTは自分のことを「お肉博士」とか呼んだりしていたので、当初はエラそうなヤツだと思っていた。しかし、たとえば本物の盆栽と和菓子で作った盆栽の見分けなどの難問でも、GACKTが全問正解していくにつれ、ひょっとして、実はすごい人ではないかと思えてきた。

ある年、盆栽の問題で苦労したGACKTは、盆栽をつくった先生から写真集をもらったり、種々勉強して次に備えていたのだ。

このことは、マレーシアの自宅に取材に行ってGACKTにインタビューしている2020年正月の「格付けチェック」を見てわかった。ちなみに、上記Youtubeで紹介した2020年正月番組には故・志村けんさんもでている。

エラそうだが、妙に気になる。GACKTのことを、もっと知りたいと思って読んでみた。

この本を読むと、GACKTは物事に取り組むからには、力を惜しまず、全力で、本当に真剣に取り組み、できるまで、しつこく、あきらめないでやり遂げる人であることがよくわかる。

全問正解は、手間暇を惜しまない努力があってこその結果なのだ。

ページのレイアウトも本文にあわせてフォントの大きさを変えたり、ところどころにGACKTの写真が載っていて、読みやすい。印象に残った部分を紹介しておこう。

成功したい。

【夢】なんて聞こえはいいが、所詮は自分の欲求。
否定しているのではない。
どんなことが夢であってもいいということ。

‥‥という具合に始まる。

「代表作もないのにGACKTはなんでそんなにカネがあるのか?」

⇒「音楽だけやってたらとっくに死んでるよ。」

実業家としてのボクは、まだまだ大したことない。
ボクがすべての仕事で稼ぐ規模でいえば、数十億円程度。
沢山の人がかかわっているので、ボク個人への実入りは、過去MAXで10億程度。
ボクが今の生活を維持するのに必要な額は1年で2億弱。

ボクの武器は人生全てをマネタイズすること。

【GACKTとして存在し、息をするだけでカネを生む】究極の形。
もちろんそれは簡単なことではない。
些細なことの積み重ねと、日々怠らない努力で、積み立て貯金のように少しずつ重なっていく。
もちろん辛い時も苦しい時もある。だが自分に対して嘘はつけない。

出逢いをマネタイズ。

50人のサポーターをつくろう。
⇒「無理の無い範囲の中でボクをサポートして欲しい。」
ボクはファンと自分自身は決して裏切らない。
ファンは自分の夢を叶える世界の大切な妖精みたいな存在だ。

音楽をマネタイズ。

ビジュアルロックという選択。
コピーじゃ勝てない。マーケットはアジア圏。
日本発のファッションと音楽が融合したもの。ビジュアルロックの他にはない。
⇒自作の物語をステージで表現する

たしかにGACKTのステージは、ミュージカルの様だ。GACKTオフィシャルチャンネルで、5月25日までの期間限定で、次のような過去のコンサートをアップしているので、興味がある人はチェックして欲しい。



実業家GACKT
不動産

中古携帯電話輸出

和牛肉輸出(自分で「お肉博士」と言っているのは伊達じゃない)

アクセサリーブランド

「こいつ面白いな」と思ってもらえることが大切。
⇒「じゃあ、なにかできることないかな?」と言ってもらえる関係性を築けるか。

テレビの人にはならない。テレビは年間5本しか出ないと決めている。
テレビ業界は何よりも利権が渦巻いている。広告会社や大手事務所のパワーゲーム。

GACKTという覚悟。

GACKTは20年以上、コメもパンを口にしていない。食事は日に一食。朝は必ずトレーニングし、ハードワークかつストイックな気の抜けない生活。
⇒それが【GACKTである】ということ。ボクが一番GACKTをナメて無い。

勝負に必要なもの、それは覚悟。覚悟が無い者が多すぎる。
勝負を決める鍵となるのは、それまでの立ち振る舞いと、完璧なタイミングでの【強靭な覚悟を持ったハーフブラフ】。相手に自分から引かせる。それが一番美しく、確実な勝ち方。

行動

【知・覚・考・動】と【知・覚・動・考】(とも・かく・うご・こう)の差

英語も同じだ。考える前に、まず喋ってみろ。

GACKTは、最近「 ガク習塾」というタイトルで、Youtubeでアメリカ英語の実践講座を無料オープンしている。これは非常に参考になる取り組みなので、別ページで紹介する。



【出来ない、など無い】

GACKTは、兄貴分のYoshikiに紹介された実業家とのクラブでの出会いを書いている。実業家の連れの大男がまず、グラス一杯のワイン一気に飲み干した。GACKTはロックオンされた。

それではと、GACKTはテキーラをコップ10杯並べ、最初の5杯を一機に飲み干した。そして実業家の連れの大男にも同じことを促す。相手は4杯飲み干して、最後の5杯目で相手が「止めよう」と言い出した。

「コイツと半端な気持ちで勝負すると大変なことになる」ということを印象付けたのだ。

メンタルリセット

「芸能人格付けチェック」でジャニーズの若手と組んだチームの連勝が39で止まった時、GACKTが叫んだ言葉が「メンタルリセット」だ。
【ベストの選択と努力】が為されていれば、【起こってしまった不測の事態は気にしない】というものだ。

ネガティブをポジティブに

常にGACKTはポジティブ思考だ。

GACKTはアンビシャスで、そのアンビションを実現するためのセルフコントロール力がすごい。GACKTに対する見方が、全く変わる本である。

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Posted by yaori at 22:42│Comments(0) 自叙伝・人物伝 | GACKT