2023年03月04日

今回のラミーズワイン会はブルゴーニュの特級と一級

今回のラミーズワイン会は、フランスのブルゴーニュの赤ワインの特級と一級の比較というレベルの高い内容でした。

20230302ラミーズワイン会






































まずはシャンボール・ミュジニーの1級畑。地区の名前はレ・ボードで、シャンボール・ミュジニーに二つある特級畑の隣の一級畑です。




ブルゴーニュでは、ワインのラベルに、「シャンボール・ミュジニー」という生産地区の名前だけでなく、「レ・ボード」という畑の名称まで表示していることを始めて知りました。

次は同じシャンボール・ミュジニーにある二つの特級畑のうちの一つのボンヌ・マールの特級。

ボンヌ マール グラン クリュ 特級 2017年 蔵出し品 ドメーヌ ルイ ジャド元詰 正規代理店輸入品(重厚ボトル) 特級 WA92?94点&バーガウンド92-94点&JS96点&WE誌96点Bonnes Mares Grand Cru2017 Domaine Louis Jadot AOC Bonnes Mares Grand Cru【eu_ff】
ボンヌ マール グラン クリュ 特級 2017年 蔵出し品 ドメーヌ ルイ ジャド元詰 正規代理店輸入品(重厚ボトル) 特級 WA92?94点&バーガウンド92-94点&JS96点&WE誌96点Bonnes Mares Grand Cru2017 Domaine Louis Jadot AOC Bonnes Mares Grand Cru【eu_ff】

この二つを飲み比べると、特級の方がたしかに味の余韻が長く続き、まろやかだと思いますが、ブラインドで出されたら当てられる自信はありません。

一方、香りは、飲み干した後のグラスの香りをかぐと(内田さん伝授の見分け法)はっきり差がわかり、特級の方がいつまでもいい香りが残っています。

今回はもう一本、ニュイ・サン・ジョルジュでDRCのラ・タシェの畑とほぼ隣接している畑のワインも味わいました。ニュイ・サン・ジョルジュは、村民の意向で特級格付けを申請しなかったので(税金が高くなることを嫌ったらしい)、1級格付けのままですが、特級に匹敵するワインがあります。内田さんのようなプロは、そういった掘り出し物を常にさがしているのです。

2018 ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ レ サン ジョルジュ ドメーヌ ティボー リジェ ベレール 正規品 赤ワイン 辛口 750ml Thibault Liger Belair Nuits Saint Georges 1er Cru les Saints Georges
2018 ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ レ サン ジョルジュ ドメーヌ ティボー リジェ ベレール 正規品 赤ワイン 辛口 750ml Thibault Liger Belair Nuits Saint Georges 1er Cru les Saints Georges

値段もそれなりに高いですが、ラ・タシェやロマネ・コンティと同じ斜面(石ころだらけだという)にあるブドウ畑なので、味と香りは特級ワインとほぼ同格だと感じました。

ワイン会を終えて、当初から予想していたことですが、筆者にはブルゴーニュワインの良さと価格も含めた価値がわからないというのが率直な感想です。

DRCも含めてブルゴーニュのピノ・ノアールの特級畑はわずか5キロくらいの長さに集中していて、今回テイスティングしたワインの様に、特級畑と隣接している一級畑もあります。

今回は、最初のシャンボール・ミュジニーの一級(2011年もの)が3万円前後、特級(2007年もの)が9万円前後、ニュイ・サン・ジョルジュの一級(2018年もの)が4万円前後というネットでの販売価格ですが、値段ほどの差はないというのが筆者の実感です。

食事は、今回はブルーチーズドレッシングをかけたブロッコリーなどの野菜と、カモのローストが出されました。さすが内田さんのマリアージュと感心しましたが、ブルゴーニュワインの場合は、ボルドーの赤ワインの様に、カベルネソーヴィニヨン=ビーフというような確立した方程式はありません。

食事と一緒に楽しむワインというよりは、あくまでワインの希少性とワイン単体での味わいを楽しむワインだと思います。

以前のモンラッシェとシュヴァリエ・モンラッシェのワイン会でも感じましたが、筆者にはブルゴーニュワインはわからないし、近づきがたいというのが残念ながら結論です。


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Posted by yaori at 23:15│Comments(0) 趣味・生活に役立つ情報 | ワイン