8月のラミーズワイン会は、プロのソムリエ向けの内容で、ちょっと素人にはレベルが高すぎた感がある。
たとえば、2022年8月のソムリエ2次試験で出題されたテイスティングの過去問は、ワイン産地と品種の特徴やポイントを答える問題だ。それと同じレベルのテイスティングだった。
結局、いまいち特徴がつかめず、12月にリターンマッチとして、シャプティエのコートロティをラミーズに持ち込んで、再度飲んで、なぜこれにパーカーが100点を付けたのかわかったような気になった。
今回のワインセレクションは、フランス南部のローヌ川添いの北と南、北からはシャプティエのコートロティとエルミタージュ、南からはローマ法王のアヴィニヨン幽閉にちなんだシャトー・ヌフ・デュ・パプ、そしてジゴンダスだ。
地図だとこんなロケーションとなる。
出典:Wikipedia
コートロティは、炙られる丘という意味で、今回のメニューでもカモのロティが出た。急傾斜地で、ブドウ栽培が大変な土地だが、日当たりが抜群によく、世界最高のシラーが取れる。
ただの急斜面ではない。こんな感じの崖で、人が手摘みでブドウを収穫するのだ。
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世界的なワイン評論家のロバート・パーカーが連続で100点を出したのが、いずれもローヌ地方のワインであるコートロティとエルミタージュだ。
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南ローヌ地方のアヴィニョン地区からは、これもパーカーが100点を連発しているシャトー ボーカステルのシャトー・ヌフ・デュ・パプだ。このシャトーの3代目醸造家の故・ジャック・ペランの名前を冠したワインは、今回テイスティングした中では最も価格が高いものだ。
シャトー ボーカステル シャトーヌフ デュ パプ ルージュ オマージュ ア ジャック ペラン 2016 ファイミーユ ペラン Chateau Beaucastel Chateauneuf du Pape Rouge Hommage a Jacques Perrin Famille Perrin 赤ワイン フランス コート デュ ローヌ
シャトー・ヌフ・デュ・パプは13種類までブドウを使うことが許されている特別の地域だ。シャトー ボーカステルは、この製法を守って実際に13種類をブレンドしているという。
食事もおいしかった。カモとローヌのワインはよく合って、最高のマリアージュだ。
ジゴンダスの赤ワインは、魚との相性がいい赤ワインということで、内田さんが選んだもので、真鯛のポワレ香草焼きと抜群の相性だった。
ジゴンダス ラ ジル 2020 ファミーユ ペラン家(シャトー・ド・ボーカステル)元詰 AOCジゴンダス 正規品 ローヌ 赤ワインGigondas La Gille 2020 Famille Perrin (Chateau de Beaucastel) AOC Gigondas Rouge 14.5%
ソムリエ(ワインエクスパート)試験は到底受からないが、これまで注目していなかったローヌのワインの良さが楽しめた。料理にもワインにも大変満足したワイン会だった。
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