2008年11月30日

美味しんぼでも甲州ワインを絶賛

2008年11月30日追記:

マンガ「美味しんぼ」を読んでいたら、80号の山梨編で甲州ワインを和食にあうワインとして絶賛していた。

美味しんぼ (80) (ビッグコミックス)美味しんぼ (80) (ビッグコミックス)
著者:雁屋 哲
販売元:小学館
発売日:2001-09
おすすめ度:2.0
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マンガのストーリーは、結局究極のメニュー側は、甲州ワインをあまりに強調しすぎたために、至高のメニューに負けてしまうが、甲州ワインと様々なすしの食材、生カキ、生ウニなどとあわせても全く問題なことを紹介している。

残念ながらアマゾンでは表紙のイメージがないが、この本の内容を紹介しているホームページを見つけたので紹介しておく。

美味しんぼ






この本は2000年の発売なので、すでに2000年から「美味しんぼ」の作者は甲州ワインに注目していた。

さすが「美味しんぼ」だ。

是非甲州ワインを試して欲しいので、記事を再掲する。


2008年11月7日初掲:

筆者は以前はどんな料理でも赤ワインを飲んでいたが、最近は白ワインも飲むようになった。

元々筆者はアルゼンチンに駐在していたときに、ワインを飲み始め、初めは白、次に赤と嗜好が変化していったのだが、今は白ワインにも注目している。

実は、最近は白の国産ワインばかり飲んでいる。

これまでは自宅で飲む白ワインは、チリかアルゼンチンの千円前後のものを飲んでいた。特に価格が安くておいしいチリのコンチャイトロの白ワインをよく飲んでいた。白ワインはどれもあまり変わらないという先入観があったためだ。

コンチャイトロ フロンテラ シャルドネConchay Toro Frontera Chardonnay
コンチャイトロ フロンテラ シャルドネConchay Toro Frontera Chardonnay


今年の夏に河口湖にバケーションで行った帰りに、山梨の甲州ぶどうでつくった白ワインをみやげ物屋で試しに買って飲んで、国産ワインの品質の高さに驚き、それ以来国産のワインをいろいろ試している。

甲州ぶどうは1280年前(奈良時代!)から栽培されている日本独特のぶどうだ。

3、000円程度の高いワインは試していないが、1,500円前後のワインは今まで10本ほどいろいろなものを飲んだ。特にお勧めなのは次のワインだ。

勝沼醸造 甲州ヴィンテージ [2001]年
勝沼醸造 甲州ヴィンテージ [2001]年


実はこれがみやげ物屋で最初に買って飲んでみて驚いたワインだ。

ボトルのラベルがさえないし、樽熟成されたワインではないが、香り、色、味のどれをとっても一級品だ。もちろんさしみなど魚料理など日本料理との相性も抜群だ。

やはり見る人は見ているもので、いろいろ調べていくとこのワイナリーのワインが、JALの国際線ファーストクラスやビジネスクラスで出されている様だ。

アルガブランカ ピッパ750ml
アルガブランカ ピッパ750ml


アルガブランカ '07クラレーザ750ml
アルガブランカ '07クラレーザ750ml


日本でこれだけのクオリティのワインを1,600円程度で生産できるというのは、正直驚きだった。

日本のワイナリーが集まって「日本のワイン」というホームーページをつくっている。

日本のワイン






日本のワイナリーは、メルシャンとかサントリーとか大手のメーカーのものと、中小のワイナリーがあるが、中小のワイナリーはいろいろあってどこが良いのか迷ってしまう。特に1000円以下のワインは、輸入バルクワインを混ぜているので、おすすめできないワインが多い。

ワイナリー便り






その中でもこのワインをつくっている勝沼醸造という会社は、自社のぶどう畑を持ち、オーナー自らが案内するワイナリーツアーをやっていたり、付属のレストランも充実していて、今中酒店というワインショップの紹介によると国際的な賞もとっていて注目されているようだ。

勝沼醸造







横浜市の中田市長もテレビ番組に出演して言っていたが、日本のワイン産業を振興することも、雇用拡大や地域発展に貢献する効果がある。

筆者は米国のワシントン州やオレゴン州の赤ワインが好きだが、ワシントン州などはここ20年間でワイン産業が大変発展した。ワシントンワイン協会は日本に事務所もあり、ホームページも開設している。

ワシントンワイン協会のホームページワイン生産統計が載っているので、紹介しておく。1981年には19しかなかったワイナリーが、2006年には400を超えている。大変な雇用創出効果だ。

ワシントンワイン統計






ワイン産業が拡大すれば、ぶどうの生産も増え、農業生産が上がる。ワイナリーでの労働者や醸造技術者の雇用が拡大する。ワイナリーめあての観光客が増え、旅館やホテルの集客にもつながる。観光客が増えれば、みやげ物やレストランなど町の観光収入も上がる。こんな好循環が作り出せるのだ。

これが当然地域振興、雇用拡大につながっていく。

カリフォルニアのワイン産業は以前紹介した「パリスの審判」のボルドーワインとのブランドテイスティングに勝利してから、世界の一流ワインとなり、一大産業となった。

多くの人が日本のワインを飲むことで、日本のワイン産業の振興にもつながると思う。

是非一度日本の甲州ワインを試して欲しい。必ずや驚くはずだ。


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Posted by yaori at 22:29│Comments(0) マンガ | ワイン