やり遂げる条件として、GACKTは次の6点を求めている。
1.必ず毎日続けること。
2.正しい発音ができるまで何度も発声の練習をすること。
3.手鏡を持って口の形をしっかり認識して発声すること。
4.自分の発音とGACKTの発音の違いを録音して確認。
5.Siriに向かって発音し、正しく認識してくれるかをチェック。
6.今日覚えたことを誰かに何も見ないで教えること。
学ぶのはアメリカ英語で、教材はトム・クルーズとキャメロン・ディアスが共演した「Knight and Day」だ。
映画の予告編だけ見ると、マシンピストルを撃ちまくったり、何か荒唐無稽な映画の様だ。
初回講義が4月29日にアップされたので、受講してみた。
最初に言う文章が聞き取れるか、いきなりブチかまされる。
半分ネタバレになるが、このブチかましの"I'm sorry"だけで1時間かけている。
さらにこの後編のレッスン2では、"How's that?”を1時間23分も掛けて説明している、
筆者は米国に合計9年間住んでいたので、英語のヒアリング力には自信がある。
しかし、それでも音楽の歌詞や、映画のセリフを完璧には理解できない。
TOEICは945点だし、自分では英語が相当できると思っていたが、今回GACKTの初回講座を受講してみて、アメリカ英語の発音を体系的に勉強していないのが、歌詞やセリフを聞き取れない原因なのではないかと思えてきた。
筆者は仕事で、米国の鉄鋼業の現場ワーカーを相手にする時もあったので、彼らが分かる英語を話さないと、そもそも話を聞いてもらえないという緊張感を抱いて英語を話していた。
アメリカ人の発音をマネして話して、それが完璧に通じたので、自分でも英語には相当自信があったが、アメリカ英語の発音の基礎を理解せず、まさに耳学問、見よう見まねで英語を話してきたので、完璧なアメリカ英語にはなっていなかったのだ。
思えば、米国に住んでいた時に、小学生だった息子たちから、お父さんの英語はおかしいと言われたことがある。
何言ってんだ、アメリカ人と完璧に会話ができるので、そんなはずはないと思っていたが、どうやら「アメリカ英語」でなく、「日本人英語」を話していたから、会話は通じても、ヘンな発音のままだったようだ。
今回GACKTがこの講座の中でアメリカ英語とイギリス英語を比較して発音しているのを聞いて、これはアメリカ英語の発音を学びなおすには、大変役に立つ講座だと思った。
ちなみに、GACKTの英語は完璧なアメリカ英語だと、芸能人の英語力を評価しているネイティブのYoutuberが認めている。
GACKTが推薦しているGACKTの声と自分の声の聴き比べアプリのGarage Bandの使い方を早速アップしている人がいる。
初回の講座は1時間強。上記の様に"I'm sorry”だけで1時間かけている。口の形、舌の位置、口の開き方、日本語の母音とアメリカ英語の母音の差など、至れり尽くせりの解説と実演で大変参考になった。
GACKTは、超多忙だと思うので、こんなペースで、いつまで続けられるのかよくわからないが、自分の英語の発音を見直す上で大変役に立つので、プログラムが続く限り継続して受講して、自分の英語の発音をブラッシュアップしてみる。
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